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A 視点
五条
「 Aには、憂太の教育をしてもらいます！ 」
A
「 …は？ 」
五条先生の言葉に混乱する。
A
「 俺が、乙骨くんの…？ 」
五条
「 そ、僕も忙しいからねぇ、
Aなら歳も近いし適任だよ、きっと。 」
A
「 んな無茶な…、、 …っていうか
絶対に何か言ってるでしょう。 」
五条
「 …一応、憂太は死刑宣告されてる。
死なせない為にはAの協力が必要なんだ。 」
A
「 … ( そんなこと言われたら… )
はぁ、やりますよ、教育。 」
五条
「 そう言ってくれると思ったよ。
…憂太、顔をあげて。 」
五条先生がそう言ったら、乙骨憂太は顔をあげた。
目の下には隈ができていて、とても疲れていそうだ。
五条
「 …憂太、さっき言った君を支えてくれる高専生だ。 」
乙骨
「 …、 」
A
「 …初めまして、乙骨くん。
二年、西園寺Aです、今日からよろしくね。 」
当たり障りのないように乙骨くんに挨拶をする。
乙骨
「 ＿＿＿ …乙骨、憂太です…。 」
A
「 うん、よろしく。 」
その時、ポケットに入れてたスマホが震える。
A
( 補助監督さんからだ… )
五条先生にジェスチャーで 「 電話に出る 」 と伝えて
地下室を出た。
A ��
「 ＿＿＿ 遅くなりました、どうかしましたか？ 」
補助監督 ��
「 西園寺術師が車の中に…ロケットペンダントでしょうかね、
忘れ物、…っぽいんですが、 」
A ��
「 ロケットペンダント…、それって金色ですか？ 」
補助監督 ��
「 はい、中は見てないので…分からないですけど
ですが、今日は西園寺術師しか乗せてないので… 」
A ��
「 分かりました、すぐ受け取りに行きます。
高専の駐車場でも良いですか？ 」
補助監督 ��
「 はい、勿論です。
それでは失礼します。 」
駐車場に行けば、
朝自分の任務に同行してくれた補助監督さんが待っていた。
A
「 …ありがとうございました、 」
補助監督
「 良かったです、では僕は任務のお付きなんで… 」
A
「 わざわざありがとうございました。 」
受け取ったロケットペンダント、
中には自分の、 " 家族 " の写真が入れてある。
自分と、母様と、…父様、と。
A
( …宝物、なんだ。 )
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年3月25日 20時
