腹黒コンビは別々だけど相も変わらず

怖い人程顔に出ないもの ページ26

残りの夏休みはあっという間というものですぐに二学期が始まった

｢あづいいいい｣

｢あづいよおおおはなみやく〜ん｣

花宮｢うぜぇな暑いなら水でも浴びてこいよ｣

｢……あ、その手があったか｣

花宮｢馬鹿か!!冗談だよ！｣

｢でもそれアリじゃない？｣

花宮｢いやいや、ナシだから。｣

｢そっかぁ〜夏は嫌いだなぁー暑いもん｣

花宮｢夏だからな｣

｢日焼けするしお肌ヒリヒリだし……っというか花宮君ってお肌白いよね!!ケアしてるの？！まさか毎朝日焼け止め塗ってるとか？｣

花宮｢ばぁーか。んなわけあるか｣

｢え、毎日外で走ってるよね？え？走ってるのにそんなに焼けないってなんでなん？！｣

花宮｢お前…今吉の関西弁真似すんのやめろ。マジで｣

｢ﾌﾟﾌｯ本当に苦手だね笑｣

花宮｢逆になんで苦手じゃないのかがわかんねーよ｣

｢んー、いつも笑顔で優しそう……というか優しいじゃん！｣

花宮｢いや、ただの放任主義なだけだろ。アレはしかも常に笑顔でも腹ん中真っ黒じゃねーか｣

｢んー、あーでもたまにこの人怖いなーって思う時あるかも｣

花宮｢たまにかよ｣

｢うん。たまに｣









放課後

今吉｢じゃあアップがてら、校外30周行こかっ!!!｣

全｢え"｣

今吉｢なんや余裕やろ？なぁ！A!!｣

｢へっ！なんで私なんですか!!｣

今吉｢ワシ優しいから30周で抑えてあげてんで｣

｢さては昼休みの会話聞いてました……？｣

今吉｢昼休み？ん？なんのこと？｣

｢なんでもないです……さぁ皆さん30周走りましょう｣









前言撤回。今吉先輩はやはり怖い人でした

肌寒い季節がやってきます→←デルモ完璧ですね……

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す