フリ ページ29
悟を部屋に上げてお茶を出すと悟はくつろぎ出す
『抜けてきてよかったの?』
「まぁ、どーせ硝子も傑も任務だし1人ですることもねーしな」
『あ……そうなんだ。でも午前は一緒だったでしょ?』
「硝子はな。けど傑は早朝から任務だとよ、つか聞いてなかったわけ?」
『聞いてない…』
早朝から任務なのに私のわがままで傑に夜更かしさせてしまい申し訳ない気持ちが溢れる
「はぁ、てか、暇だしどっかいかね?」
『なになにー?デートかな?』
「ちげーよ!んな事したら傑にキレられるじゃん」
『それもそうか。私達付き合ってるもんね』
「……よし!行くぞ!」
『え、ちょ』
引っ張られがまま街に出るとそこは某有名なお店で…
『来たかったとこってここ?』
「まぁな!前はドーナツ屋で結局行けなかったし」
『あーじゃあとりあえず場所取りしてメニュー決めようか』
「俺あれ食べてぇ!ビッグマックバーガー!」
『はや!じゃセットでいっか』
「せっと?」
『ほら、坊ちゃんはここで座って待ってな』
「んー分かった」
メニューを受け取り席に戻ると何故だか知らない女の子が私の席に座っていた
「だからぁ!ツレがいんの!!」
「えっでも…私」
「だーーうぜぇ。どっか行けよ」
『おーい何してんの』
「お、A」
「あ、もしかして彼女さんですかぁ?」
「いや、ちげ」
『あーそうそう彼女なの。今デート中なわけだからどっか行ってくんない?』
「……」
女の子は何も言わずに席を立ち元の席へ帰って行った
「お、おい」
『あーごめんごめん。あぁでも言わないとどっか行かないと思って』
「あー、そ、そうだよな」
『なになに?照れたの?』
「うるせぇ!とっととよこせ!」
『はいはい』
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作者名:シオン | 作成日時:2022年2月7日 5時