先輩が怒るとめちゃくちゃ怖い ページ28
「はぁ……こ、怖かった……」
今吉「ほら、立てるか?」
「すみません…腰が」
今吉「あー、とりあえずこんな薄気味悪いとこさっさと出よか。ほら、後ろ乗り?」
「え、でも私重いです!」
今吉「昔はよー妹とかおぶってたから慣れてるさかいはよ乗り」
「すみません……失礼します。」
私は恐る恐る今吉先輩の肩に手を回すと普通に持ち上げられて驚きで拍子抜けだ
今吉「怪我とかしてへんか?」
「はい!大丈夫ですよ」
今吉「本当の事言うといた方がええで」
「…実は左肘擦りむきました…」
今吉「まぁ、左肘だけで済んで良かったけど…ああいう輩には気ぃつけや?今回はワシがおったから良かったけど」
「ごめんなさい!今吉先輩!ご迷惑かけて」
今吉「迷惑とかじゃなくてやなぁ…まぁとりあえず大通りの方まで出よか」
大通りの方まで出ると石段へ座らせてくれた
今吉「ほら、左肘見せてみ」
「え、いやでも」
今吉「バイ菌入ったら大変やで?」
「あっ、はい……」
ついさっきまで見た事無い今吉先輩を見てしまって
正直どう反応したらいいのか分からない自分がいる
「あ、あの…先輩怒ってます?」
今吉「え?全然怒ってへんけど…まぁ〜強いて言うならあんな危なそうな兄ちゃん達について行ったとこはあかんと思うな〜」
「ごめんなさい…」
今吉「ええんやって〜笑無事やってんから。まぁ次からはほんまに気ぃつけや?」
「はい…それにしても先輩怖くなかったんですか」
今吉「そりゃあ殴り合い〜とかなったら勝ち目なんか無いけど〜まっ、ああいう輩は高校バスケでも全然おるからなぁ〜。ちょーっとドラマで聞いた台詞言うたらすーぐビビりよるw」
「えっ、ど、ドラマ?!」
今吉「せやで?あんな感じのニュアンスやったわ〜笑」
「そ、そうだったんですか…って痛っ!!!」
今吉「まっ、いくら無事やったかて危なかったのには間違いないんやからな。この怪我で済んだこと感謝しときーや」
今吉先輩は絆創膏を貼ったと同時にかるーく絆創膏を叩いた
「はい……」
今吉「そーいえば自分学校に行こうとしてたんやろ?なんであんなとこにおったん?」
「迷子に……」
今吉「あーー、、、、、」
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シオン(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!!ご期待に添えるよう頑張りますね! (2020年2月19日 6時) (レス) id: 6c2039e88f (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 続編おめでとう御座います!楽しみです! (2020年2月18日 8時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 伊波トウナさん» ご愛読ありがとうございます!!!!!引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2020年2月13日 0時) (レス) id: 6c2039e88f (このIDを非表示/違反報告)
伊波トウナ - この、お話大好きです!!続き待ってます!! (2020年2月12日 18時) (レス) id: c819373870 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 今井 明希さん» 楽しみにして下さってるなんて……めちゃくちゃ励みになります!!!!!これからも頑張らせてもらいますね!!!是非これからもご愛読の方よろしくお願いします(^ ^) (2020年2月12日 3時) (レス) id: 6c2039e88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2020年1月30日 11時