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_泣き虫なのは私だけ?_ ページ4











眠たい目を擦りながら画面を見つめる私。
太ももの上にブランケットを掛けていても何だか肌寒い。

机には暖かいコーヒー(砂糖とミルク入り)を置いて
手の届く範囲に置いておく。





…なんでだろう、熱は無いのに。






『ねぇ貴子、体調あんま良くないんだけどさ何でだと思う?』

藤「なんでって…風邪とか?」

『うーん、熱はないんだよね』





確かめるようにおでこを触ってみても幸いにも熱くない。
体調不良といっても、腹痛や頭痛なんだけど。




藤「A、もし何かあった時怖いから早退して病院いっておいで?」

『…貴子に仕事任せることになるけど』

藤「友達の体調が悪い時に断るほど鬼じゃないし」笑

『それじゃあお言葉に甘えて…よろしくね』



重い身体を無理矢理動かして
私はずるずるとタクシーを拾い、病院に向かった。














『…〜なんですよね』



病院に付き、時間帯も空いていたため直ぐに案内された。
いつも何かがあった時に行く大きな病院。

休憩スペースを通るとマスクをした子供が無邪気に遊んでいた。
子供を見るとどうしても昔を思い出す。
あんなに元気だったんだなぁ…今はそんな体力は無いけれど。

お医者さんに体調を話す。
そうすると直ぐに違う所に誘導された。







《産婦人科》






そう書かれたネームタグを見て仰天する。
マスクをしているため顔は無表情に見えるが内心とても焦っていた。

い、いや…まさか。
もしかして?


部屋に案内され椅子に座る。
なんだか先ほどとは違う緊張感に見舞われる。

もう一度専門医に体調について話していく。
こと細かく話すと、検査に向かった。






検査が終わった後



ある一言を言われた。









「小湊さん、妊娠されていますよ」








聞いた途端に涙が溢れ出た。

亮介と話していたことが遂に叶ったから。

子供が欲しいねって話していて
きっと亮介はいいお父さんになるだろうなって思って

そのまさかだったんだ。



直ぐに亮介に連絡を入れた。

今回はLINEではなく、メール。

特別な時にしか入れない、"特別なメール"。




そして亮介は直ぐに駆けつけてくれた。

仕事があったのに。

ついてから不意に私を抱きしめた。
嬉しそうに目を細めて、優しく抱きしめてくれる___。








「俺と、A、そしてお腹にいる子供」

「3人で幸せになろう」




『…っ、もっちろんでしょっ』

『幸せにしないと許さないんだから』





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瀬怜奈(プロフ) - ★マチャキ★さん» ありがとうございます(*^^*) (2017年1月13日 10時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
★マチャキ★ - 瀬怜奈さん» 降谷と夢主の夫婦マジかわい〜 (2016年12月7日 17時) (レス) id: a549331ee4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬怜奈(プロフ) - ★マチャキ★さん» この小説の亮さんは不意打ちを得意としています(笑)コメントありがとうございました! (2016年10月16日 20時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
★マチャキ★ - 不意はなんでも反則です・・・。 (2016年10月16日 0時) (レス) id: a549331ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬怜奈 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年10月14日 7時

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