初心者が調子乗って短編を書いたらしいですよ。(3個目) [戦国BASARA] [してみたされてみた]

＃９１　花火を見てみた　伊達政宗 ページ26

花火！政宗様です！！

伊達政宗の場合

貴方「綺麗だな〜！」
政宗「HA！お前のほうが綺麗だぜ？」
貴方「あはは、ありがと〜♪」

そう笑って花火を見上げるA。

…何だか、反応がそっけない。

付き合い始めの方は、俺が少し愛を囁けば耳まで紅くしたというのに。

もう、俺のことは好きじゃないのか？

冷めてしまったのか？

政宗「…綺麗だな。」
貴方「ね？やっぱりここが一番良く見えるよ！」

違う。

花火なんて見なくて良い。

俺を見てくれよ。あの時みたいに。

そう願うも、俺の左目に映るのはお前の横顔だけだ。

今だけは、光輝く花火が羨ましい。

一瞬でもいいから。

すぐに枯れてしまっても良いから。

A。俺を見てくれ。


…ｽﾞｷﾝｯ……


右目が痛い。

なあA。

なあ。

貴方「何？政宗。」
政宗「……あ？何だよ」
貴方「いや、自分で話しかけておいてそれはないでしょ…」

声に出ていたらしい。

不満げに頬杖をつくA。

貴方「もう、今見逃しちゃったじゃん！すごく大きな花火だったのに。」

違う。

貴方「…何？政宗。私の顔に何かある？」

違う。

貴方「…ちょっと、政宗？何か言っ」

違う。

そう思うと、気持ちもはやってしまって


その生意気な口を塞いだ。


貴方「んッ……？！」
政宗「………。」

トントン、と叩かれ、互いの顔を離す。

貴方「何ッ…よ？！急に……」
政宗「嫌だったか？」

貴方「……え？」
政宗「…嫌だったら悪い。」

貴方「……別、に……嫌じゃ…ないけど。」


ああ、耳が紅い。

Aが俺を見ている。

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政宗様、格好良いな〜！

今回は彼のイケメンさの裏に隠れた内面を表現してみました。

『見る』という行為に焦点を当てて書いてみましたがどうでしょうか…？

彼も人間ですから、少しは弱いところもあって良いでしょうね。

リクエスト等があれば書き直します！

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