誠の旗の元で

丗 ページ31

刀売「…A？」




貴「…？あ、おじちゃん！
よくわかりましたね！男装なのに！」




多々良長幸の隠し子だと知っている刀売




唯一、お父様が信頼した人なのだとおもう




刀売「何言ってんでい！綺麗な顔立ちは変わっちゃいねえ！
そっちは？」





貴「斉藤一くんです」




紹介すると、一くんはぺこりと礼をした




刀売「なにか気になるものがあるのかい？」




斉「あぁ、多々良長幸の物が…」




貴「…ねえおじちゃん。
多々良長幸の娘として頼みたいんだけど……」




刀売「安くして欲しいんだろ？
んー…仕方ねえ！
久しぶりに会ったんだし、これぐらいのわがままにいたらぁ！」




貴「やったあおじちゃん！
ありがとうございます!!」




斉「良いよか？」




刀売「あぁ！これからもAを頼むよ！」




斉「はい」




いや、お嫁に行くみたいになってるけど、




刀売「あいっこれでよかったんだよな？」



斉「あぁ…一応これが持ち合わせている最大だ」




刀売「そりゃあそんなにもらえねえ！
少しは手元に残しておきな」




この短い間で何を読み取ったのか




すごく親切にしてくれる




刀売「んじゃ、また来いよ！」




貴「はい！
ありがとうございました！」




それからは一くんはとても機嫌が良かった





夜ご飯の魚とても多く手に入っていた




今日は一くんのいい顔が見られて




夜ご飯もおおかった




なんて幸せな日なんだろう

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