廿漆 ページ28
土「隊服が届いたぞ！」
平「待ってましたあ！！」
龍「どんなのだ？」
貴「いや、龍くんには、無いんじゃない？」
龍「なんだって！？」
斎「隊士ではないのだろう？」
近「おぉ！隊士としてむかえてもいいんだぞ？」
龍「やだね！」
こんなことを話していてもふとよぎる
ここにいる人達は、
京の治安を守るため、仲間のため、自分の志のために
刀を奮い、人の命を奪う人になっていっているのだと
斉「Aどうした」
沖「これ、君の分だよ」
貴「…え？」
名前を呼ばれて気が付くと
そこには綺麗な浅葱色の羽織をまとったみんながいた
みんな似合ってるけど…少し派手……？
って…私の分？？
龍「俺にはないのにAにはあるのか！？」
芹「お前のような犬と違い、隊士としての役目をこなせるほどの腕の持ち主だからな」
山「もっとも、隊士としてむかえるつもりはありませんけどね。
小姓として、小さなお手伝いを…と」
新「ちょっと待ってくれよ！この子は道具じゃないんだぜ！？」
私もわかっているつもりだ
小さなお手伝い。と言っても、やはり人を斬るような仕事をしなければならない
そしてそれはまわりもわかっている
原「俺もそれには賛成できねえぜ。
女にこんな血なまぐさいことさせられるわけねぇだろ。」
土「…お前らの意見は聞いてねえ。
俺が聞いてるのは…」
そういうと、土方さんは私をちらりとみた
貴「…はい。"まだ"私には、隊服を受け取ることはできません」
平「まだって…」
貴「私が、それを手に取り、戦い、生きるための理由ができたら、受け取らせていただきます」
山「…その時を、待っています」
原「…A。無理しなくてもいいんだぜ？」
貴「無理はしてないです。本当の、気持ちです。」
沖「アハハ!!これは一本取られちゃったね。井吹くん？」
芹「女だと言うのに、その覚悟と堂々とした態度。
どこかの犬とは大違いだな」
龍「…クソッ」
ﾊﾟﾀﾝ
そう一言残すと、止める暇もないくらいすぐに、龍くんは部屋を出てしまった
斎「気にすることはない」
私が変な顔をしていたのに気づいたのだろうか
一くんが気を使ってくれた
貴「ありがとう」
でも、後で少し話をしに行こうかな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はうる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» ようこちゃんの作品、読ませていただきましたが駄作だなんて…そんなことないですよ！自信を持ってください!! (2016年1月16日 22時) (
レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 自分の駄作より、貴女の立派な作品を読んだ方が、凄く良いです。 (2016年1月2日 9時) (レス) id: d565c49c24 (このIDを非表示/違反報告)
はうる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» あけましておめでとうございます!!よくコメントしてくださってるので嬉しいです!!今年もよろしくお願いします!! (2016年1月2日 9時) (レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。 (2016年1月2日 9時) (レス) id: d565c49c24 (このIDを非表示/違反報告)
はうる(プロフ) - ゆきにょさん» ありがとうございます!!褒めて頂いてとても嬉しいです!!更新もっと頑張ります!! (2015年12月14日 20時) (レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はうる | 作成日時：2015年11月28日 11時
