誠の旗の元で

廿弐 ページ23

貴「用ってなんでしょう」




一くんには悪いけど、少し不機嫌に言葉を発した




斎「副長にきいてくれ」




貴「うん。なんで芹沢さんのとこにいるって知ってたの？」




斎「左之に、副長がAに用事だと…
芹沢さんの場所に行った。と聞いてな」




左之さんが？




貴「それってほんとに土方さん、私に用事があるのでしょうか」




斎「…わからぬが……」




原「斎藤、A、土方さん、もう用事ねぇってよ！」




…やっぱり




貴「…ありがとうございます
助かりました」




原「何のことだあ？」




そう言って左之さんは、頭をすごい勢いで撫でてきた




貴「頭…クラクラします……」




原「…あぁわりいわりい」




なぜか左之さんは、一くんに向かってニヤニヤしている…




意味がわからない…




斎「出掛ける。A行くぞ」



貴「…？なぜ？？」




原「悪かったなぁ！そんじゃっ土方さんに伝えとくぜぇ」




貴「…？左之さん？一くん？？」




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貴「どこにいくの？」




一くんは私の手を引いたまま歩き続けるだけで答えてくれない




貴「…一くん？ほんとにどうしたの？」

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