誠の旗の元で

拾捌 ページ19

平「えー！？一くん達お留守番！？」




原「いいじゃねぇかぁ。斎藤も、舞妓と一対一なんざ、なかなかできねぇだろ
嬉しいだろうぜぇ」




龍「舞妓？元舞妓の間違いだろ。どこまですごいのか知らねぇが…」




新「素直じゃねぇな！見てみてぇって言やぁいいじゃねえか！」




龍「誰もそんなこと思ってないだろ!!」




沖「僕は、お留守番がよかったなぁ…Aの舞妓姿、また見たいし」




土「お前らうるせぇぞ。芹沢さんもう行っちまってるぞ！」




貴「たくさん褒めていただくのはありがたいのですが、今度みなさんの前でもお見せする機会があるとおまいますし…」




山「それでは、留守番よろしく頼みます」




山南さんはいい笑顔をこちらに向け、挨拶をした




貴「みなさん、いってらっしゃい！」




平「おぅ！行ってくるぜぇ」




原「斎藤に限ってはねぇと思うが、なんかされたら飛び出してくるんだぞぉ」




…みんなはやっと島原へと歩き出した




私も斎藤さんを待たせているのだ。




早く準備をしないと…




私は自分の部屋へ戻り、着物を着替え、髪も結い直した




作ってあった料理と、用意したお酒をもって




一くんの元へ急いだ




緊張するなぁ




一くん、驚くかな…




確か、この姿を見せるのは初めて。




緊張しながらも戸を開けた




貴「…失礼します」

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