拾陸 ページ17
龍「おい！A!!」
貴「龍くんうるさい!!」
昨日はあんなに面白い夜を過ごしたのに
今日の朝はとても目覚めがわるい
龍「ちょっと来てくれ！」
貴「はぁ…なぜ……」
声の聞こえた方は井戸
多分洗濯物の手伝いをさせられる…
行かないわけにも行かず、井戸へ向かう
龍「お前の着物どうなってるんだ!?」
貴「あぁ、紐とってなかったのか。ごめんなさい」
動きやすいように、着物の両側に切れ目をいれているのだが
普段の生活ではその切れ目から入る風が寒く、赤と黒の紐を入れて閉じておいている
龍「紐で止めるなら縫い付けちまえばいいじゃないか！」
貴「そんなことしたらもしもの時動きにくくなっちゃうじゃない」
龍「お前がこの紐をとってるところなんか、見たことないぞ」
貴「まだ、ね…」
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ
龍「…手伝ってくれるのか？」
貴「そのために呼んだんじゃないの？」
龍「いや別に…」
貴「じゃあ寝てくる。」
龍「待てよ！朝食までにこの量が1人で終わると思うか!?」
貴「だから手伝おうとしたのに、あんな事言うから…」
龍「悪かったって！手伝ってくれよ！」
…彼は私も雑用をさせられる立場の人間なのことを忘れているらしい
沖「…なにしてるの！A!!」
貴「総くん！」
今日は機嫌がいいみたいだ
沖「行こう！ご飯ご飯」
貴「え、ちょ…」
彼は私の濡れた手を取り凄い勢いで引っ張り始めた
龍「おい！手伝ってもらってるんだぞ！！」
沖「この子がする仕事なの？」
…彼も私の本来の立場を忘れてしまっているらしい……
一応訂正をしないと…
貴「あの私…」
斎「何をしている。もう、飯の時間だ。
平助達が騒いでる。早くしろ」
貴「ごめん!!一くん！」
龍「おい、置いていくなよ!!」
そんな言葉を背中で受け、３人はご飯へ向かった
沖「なんで呼び方と喋り方かわったの？」
貴「あ、それは…一くんが……」
沖「ふーん…一くんもそんな言葉を思うようになったんだぁ」
斎「むっ…無駄口を叩くな。急げっ」
照れていらっしゃる
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――――
龍「俺の飯ー！」
ご飯が終わったあと、部屋に戻るとそんな言葉を聞いたのは多分気のせいである…
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はうる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» ようこちゃんの作品、読ませていただきましたが駄作だなんて…そんなことないですよ！自信を持ってください!! (2016年1月16日 22時) (
レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 自分の駄作より、貴女の立派な作品を読んだ方が、凄く良いです。 (2016年1月2日 9時) (レス) id: d565c49c24 (このIDを非表示/違反報告)
はうる(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» あけましておめでとうございます!!よくコメントしてくださってるので嬉しいです!!今年もよろしくお願いします!! (2016年1月2日 9時) (レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。 (2016年1月2日 9時) (レス) id: d565c49c24 (このIDを非表示/違反報告)
はうる(プロフ) - ゆきにょさん» ありがとうございます!!褒めて頂いてとても嬉しいです!!更新もっと頑張ります!! (2015年12月14日 20時) (レス) id: c05c22baf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はうる | 作成日時：2015年11月28日 11時
