誠の旗の元で

拾参 ページ14

今日もご飯が騒がしい




私は疲れていたので、早く食べて部屋に戻った




？「土方さんは僕が邪魔だからでしょう！？」




今のは、総くん？？




ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ




え、こっちに来てる…？




チラリと戸を開けてみた




貴「総くん？」




沖「話しかけないでくれるかな。機嫌が悪いんだ。見てわからない？」




貴「…心配させないでね」




沖「…別に。散歩してくるだけだから」




貴「…いってらっしゃい」




行かせて良いものが悩んだ。



何があったかわからないけど…






そんな私の心配はどこ吹く風で、




総くんはそのまま外に出ていってしまった






斎「A、どうした？」




貴「…あ。斎藤さん
晩御飯の時、何があったんですか？」




斎「…総司が斬る、殺すという言葉を最近発しているらしく、芹沢さんの影響だろうと…」




貴「邪魔だから…とか言ってたってことは、土方さんが、江戸に戻れ。とか言ったんですか？」




斎「そういうことだ。」




そうだよなぁ…




土方さんは総くんのこと、今まで弟みたいに思ってたんだよなぁ…




近「斎藤くん！Aくん！ちょうどいいところに!!」




貴「近藤さん！」




斎「なにか、用事ですか？」




近「そうだ。最近トシが思いつめてるみたいなんだ…
愚痴を聞いてやってくれないか？」




貴「えっ…そういうのは左之さんとかの方がいいんじゃ…」




近「それが…色んな事で悩んでるみたいでなぁ……
原田君たちが真昼間から島原に行ってたり……」




斎「それで、無難な俺らを？」




近「そういうことなのだ！」




確かに何も問題を起こしてないのは私と斎藤さんくらいだろう…




でも…




貴「斎藤さんが愚痴を聞けるのでしょうか…」




近「…まぁあ行ってやってくれんか！」




近藤さんがあんなに真剣なんだし、なにかあるのかな？




土方さんが斎藤さんと話をしたがってるとか…

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