誠の旗の元で

拾弐 ページ13

ﾄﾞﾝ




？「うわああああああ」




え、泣き声？




貴「あぁ…ごめんね？」




？「うわああああああああん」




貴「え、なぜ…!?」




斎「自分の服装を見るといい」




貴「えっ」




不逞浪士とやりあったあとの、返り血がべっとりついていた




沖「どうしたの？…一くん達じゃない




なんか、返り血ついてるけど」




貴「はい…不逞浪士とやりあっちゃって」



沖「ふーん…。冷静だね。」



貴「まあ私は…」




土「…おい。どうした」




斎「先程、不逞浪士四人に絡まれたため、その場で斬りました」




土「そうか…詳しくは後で聞く。とりあえず着替えろ」




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣




その後土方さんに報告し…




貴「あのぉ…刀見せてください」




新八さんの様子を見にきた。




新「あぁ…刀工の娘だったな。頼む」




貴「了解です」





新「…。」




貴「…。」




やはり、元気がないみたいだ




新「なれるのか」




貴「…へ？」




新「慣れるのか。人を斬ることに」




貴「そうですね。慣れます。
でも、人を斬る自分には、慣れてないです。」




新「それも、いつか慣れていくのか…？」




貴「どうでしょうね…刀、手入れ終わりましたよ 」




新「早ぇな。助かったぜ」




貴「いつでも頼んでくださいね。では！」




新「お前も元気だせよ!!」




…バレてたか……





貴「ありがとうございます!!」

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