その三人、救済 【あんスタ】

想いに耽る ページ10

Aside





「ほんっと、何転校生ちゃんに『五奇人』の事を教えようとしてるんだよォ…。まだメインストーリーも終わってないのに教えちゃあダメだろゥ？」




「ごめんごめーん！いやーね、聞かれちゃったからつい…」




「反省してるんだったらいいけどさァ」









やぁみんな！十話目にしてやっと私のsideだよ！！(メタい)



とりあえず、転校生ちゃんと二人を引き離して作戦会議をしようという事で…講堂裏なうです！



そしてそして、そろそろ『Ra*bits』対『Trickster』の準決勝が始まります！！



それに加え、私の手の中にはライブを見るためのチケットが！！



…疲れた



とりあえずテンションを戻して、元々置いていた『三大華』の衣装を手に取り想いに耽ってみる








「これを作った時は何にも考えることなく、楽しくやれてたのにね」




「懐かしいな〜！確かわたしが紅郎くんにぶつかって、そのまま教えてもらえる流れになったんだよね〜」



「よくこれを２週間で作り上げることが出来たよなァ。…鬼龍の教え方が上手かったってのが一番の理由だろうけどォ」








あ、ここちょっとほつれてるじゃん。直そう。




そう思って胸ポケットに入れていた簡易裁縫セットを取り出すと、これまた二人の懐かしい！という声が上がる








「それ確かこの世界に来る前にみんなでお揃いで買ったやつだよね〜！」





「あァ。結構使い勝手良くてさァ、いつも持ってんだよォ」




「私も持ってるよ！地味に使いやすいよね」









そんなことを喋りながら、ほつれていた所を直す。



あとは玉留めをするだけ…という時、彩乃が言った










「絶対に、今回のライブは成功させるから…。」



「これが終わったら、またみんなでお揃いの何かを買いに行こうね」









久しぶりの語尾が伸びていない喋り方。



それほどまでに真剣なことが分かり、ちょっと照れくさくなりながらも笑顔で頷いた

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