担任 ページ26
「あ、もうこんな時間じゃん。そろそろ教室行った方がいいんじゃないですか〜?」
「うっそ、マジ?」
「マジマジ。…ほら、天下の『三大華』さん。皆が待ってますよ。」
「「「…はい!」」」
もう少し話していたい気もするが、あんなに柔らかい笑顔で送り出されれば行くしかない。
そう考えたのは二人も同じだったのか、綺麗に揃った返事に目を合わせて笑い、駆け足で学院内に入る。
痛みはいつの間にか消えていた。
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「お゛前゛達゛が゛無゛事゛に゛戻゛っ゛て゛こ゛れ゛て゛良゛か゛っ゛た゛よ゛ぉ゛!゛!゛!゛」
「うわ〜せんせーセクハラしないでください〜!」
「う゛る゛せ゛ぇ゛!゛」
「あははは…」
ガラガラと3ーCの教室を開ければ、既にそこには先生(担任)が。
遅刻か?と時計を見るとまだ朝礼始まる五分前で、再び先生を見れば号泣していた。…いや、笑うしかないよね。
「せんせー、そろそろ朝礼の時間も終わるんで、早く泣き止んで連絡事項言ってくださーい」
「…おう、そうだな。」
にじにズバッと切り捨てられ、ちょっとしょんぼりとした先生に再び笑い、約半年ぶりに真面目に朝礼を受ける。
ちょっとした連絡を終え、プリント類を配布された後、さっきまでの泣き顔は何処へやったのかと思うほど真剣な顔をしていたので、無意識のうちにすっと背が伸びた。
「知ってるだろうが、先日の『DDD』により新たな存在…『プロデューサー』がいる事を知られてしまった。」
「勿論、この学院の教師として極力抑えるつもりではいるが、万が一ということもある。」
「戻ってきて早々にこんな事を頼むのは正直悪いとは思うんだが…。」
「転校生であり、プロデューサーの2ーA所属…」
「あんずちゃんのフォロー…ですか?」
「…正解だ。」
本当はもうお前達に負担をかけさせたくないんだが…。悪いな。と苦虫を噛み潰したように説明をする先生に、大丈夫です、と声をかけた。
「『悪魔』になっていた分、地に落ちた評判と信頼を取り戻す為にもやりますよ、それ。」
「それに…ねぇ?」
「実は〜!もうお友達?にもなってるんだな〜これが!」
だから、大丈夫ですよ。と微笑めば、先生の目尻からキラキラと輝く水が流れる。…心配かけて、すみません。
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羅氷華(プロフ) - ゆず胡椒さん» あわわ、全然ゆっくりで大丈夫ですよ...!!課題の方終わらせてから時間が余れば手をつけよっかな、ぐらいの心意気で気楽に考えていただければな、と思います。私服ですか!!!許すどころかめっちゃ嬉しいです...!無理のない範囲でどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月29日 17時) (レス) id: 2f5c758405 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒(プロフ) - あと、すごい時間がないのでユニット衣装の絵はまた、落ち着いてから描かせていただきたいなと思っています!今は想像で描いた私服でお許し下さい!本当に申し訳ないと思ってます!スミマセン;;(´;ω;`) (2019年4月29日 14時) (レス) id: 6e1b80d42d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒(プロフ) - 受験勉強の時もやられちゃいまして;;バレないように引き出しにいれても見つけてやられちゃうんです!今、描いてるんですけどまたバレるかもなので、全然描けてないんです;;本当にすみません!課題終わり次第描くのでもうしばらくお待ち頂けると嬉しいです! (2019年4月29日 14時) (レス) id: 6e1b80d42d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒(プロフ) - 私の入った高校、アホみたいに課題の量が多くて終わらないんです!それで、もういいかと思って描いてたんですね?そしたら、鬼ババに見つかっちゃってアナログだったので紙だったんですよ。あのー、ね?こう、ビリビリッ!と (2019年4月29日 14時) (レス) id: 6e1b80d42d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒(プロフ) - スマホの方から失礼します。京です!本当に申し訳ないと思っております!描く描く言ってるくせに学校生活が忙しくて全然描けてないんです!本当に申し訳ない!言い訳をさせてください! (2019年4月29日 14時) (レス) id: 6e1b80d42d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羅氷華 | 作成日時:2017年11月23日 0時