＊未来編IF〜こんなパターンもありました〜�� ページ35
「初代雪の守護者が術士だったとは聞いたことねぇぞ」
「そうなのか？ てっきりデイモンあたりが伝えてるもんだと思ってたぜ」
「何故ここで初代霧の守護者デイモン・スペードの名前が？」
「ん？ デイモンに幻術を教えたのは俺だからな」
新事実にリボーンや骸が驚く中、雪兎は無事に幻術を展開できたようだった。
全員が見やすいようにと空中に真っ黒なスクリーンが生み出される。
「おー、思念体のくせに結構な幻術ですねー」
「ム。なかなか複雑だね」
「すごい…」
「師匠には及びませんが」
どうやら精鋭ぞろいの術士たちを唸らせる程の腕であるらしい。
「あいつらが大人しくしてる筈ねーだろうけど…」
黒い画面にぽつぽつ、濁った光がいくつか浮かび、徐々にその正体がはっきりとしてくる。
「ひっ！？」
「なっ、なっ……ゾンビ！？」
正しくゾンビと呼ぶべき、艶とハリを失くした生気のない萎びた体を持つ者たちが彷徨っていた。
「雪の者の亡霊だな。黒兎や世界に根こそぎ力を奪われた雪の者の末路だ」
「そ、そんな…。お、お母さんは！？ どこに……っ」
「心配すんなって。あいつらはヤワじゃねーし、下手に亡霊たちを刺激しなきゃ……」
〈せいやァッ！！ 次ッ！ 来いッ！〉
〈なぁっはっは！！ たっのしぃーー！！〉
そこには、お梅ちゃんと血翔を振るって戦いを楽しむ、所謂戦闘狂たちが心の底から溢れる喜びのままに暴れまくっていた。
その足元や周囲1メートル内には亡霊の屍が積み重なっている。
スクリーンを見上げる面々は絶句するほかない。
「って、ちょ……！？ う、うぅぉおおお！！？ おまっ、おまえら何してんの！！？」
〈ん？ 雪兎がなんで……ちょっと、邪魔だよキミ〉
ガスッ！！
峰打ちが亡霊の鳩尾深くに食い込む。
うわ、えっぐ。雪兎が顔を引きつらせる。
〈ユキ様、誰？ あの銀髪〉
〈私の脳内に居候してたじじいだよ。ミドゥーザ、かがめ〉
〈ほいさ〉
画面の中の二人は見事な連携で話している間にも亡霊たちを次々と倒していく。
「お……お母さんっ！」
「ユキちゃん！」
「ユキ……！！」
「ばっっかやろう！！ なんで亡霊を刺激してんだよ！？ 倒しちゃってんだよ！？」
〈雪華、ハル……スクアーロ。みんなも。心配かけてごめんね〉
〈でもこの通りユキ様ってば元気あり余ってるからサ！ よッ！〉
〈ミドゥーザも、ねッ！〉
「こらぁ！ 俺を無視すんなぁ！！」
〈〈なーんも聞こえねぇ〉〉
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雪姫(プロフ) - エンマたちとのからみがほしい。ついでに雪兎とDの再会が見たい。 (2022年5月15日 3時) (
レス) @page36 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» 彼女は鮫が味方じゃなくても気にしないと思います。なので鮫はマーモンチーム。骸とクロームの霧組は一度は彼女側につこうとして本人に断られる光景しか思いつかない(笑)。嬉しいけど、そしたらヴェルデが孤立無援になっちゃうから。こんな感じです。長文失礼しました。 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» でも次の大空アルコにユニがなれば再び呪いがかかる。そんな状況で彼女が動かない筈がない。彼女は原作通り、全員の呪いが解除される結末にしようとして勝手に行動するので鮫は置いてけぼり(笑)。でもまあ、ボス側とどっちにつくか迷わなくて済むからいいんじゃないかな (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» コメントありがとうございます。そして返信が随分と遅くなってすみません。さて、普通だったらコッペリアさんのように考えますよね。ところが彼女は普通じゃないので(笑)、知識として結末を知っている上で行動します。アリアの呪いは凍らせたのでユキに移行、 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - ユキの呪いは短命ですし、やっぱり、好きな人を助けるためにそっちに着くんでしょうか…骸とクロームもですけど… (2018年11月13日 19時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2014年8月31日 14時
