＊未来編IF〜こんなパターンもありました〜�� ページ34
スクアーロのそれとはまた違った、陽光を受けて様々な色に輝く髪。
そして何より特徴的なのは、ユキとミドゥーザと同じ“氷の目”だった。
「……初代雪の守護者、雪兎だな」
リボーンの言葉に頷いた雪兎……のホログラムはくるりと自分に視線を寄越す人々を見回す。
「ったく……頑固にも程があるぞ、ユキ。妹たちを泣かせると分かっていながらあんなことしやがって」
がしがしと乱暴に頭を掻く雪兎。
まるでユキのことをよく知っているかのような口ぶりに、ツナが恐る恐る質問する。
「あ、あの……雪兎、さんはユキさんのことを知ってるんですか？」
「ん？ ああ、デーチモか。俺のことは雪兎でいいぞ。それからユキのことは知ってるっつーか…………脳内に居候してる仲だな」
「は、はいっ？」
「脳内？ ど、どういう意味だ……？」
「？ 不思議なのな」
揃って首を傾げる並盛トリオ。
それを横に置き、肝心なことをリボーンが尋ねる。
「で、なんで出てきたんだ？」
「あいつらは完全には消滅していない、それを教えるために出てきたんだ。あんなに泣いてちゃ、流石に可哀想だろ」
雪兎の視線の先にはユキの最愛の妹であるハルがいた。
「え……っ」
ぴたりと、ハルの涙が驚きで止まった。
その傍にいた雪華たちも何度も目を瞬かせている。
「雪シリーズが消滅しかけたから慌ててネックレスの方に移ったんだが……なんとかなって良かったぜ。このままユキの妹を泣かせてたら何を言われるか分かんねーし」
「ユ……ユキちゃんは生きてるんですかっ！？」
「生きてる訳じゃあねーんだが、死んでる訳でもねぇ……あいつらはいま中途半端な存在なんだ。まっ、絶対に帰ってくることは確かだな！」
にっ、と口角を上げる様が、血縁関係もないのにユキによく似ていた。
再びせり上がる涙をこらえて、ハルが叫ぶ。
「ほ、本当ですかっ？ ユキちゃんはっ……ハルのお姉ちゃんは絶対に帰ってくるんですか！？」
「おう、俺に任せろ。必ず連れ戻すさ、ミドゥーザと一緒にな」
ハルだけではない。
ユニにクローム、雪華と真美、雪那や骸、犬、千種……ユキに関わりある者たちに笑みが浮かぶ。
「なんならあいつらの様子を見てみるか？」
「そんなことできるわけ？」
訝しげな様子を隠そうともしないベルの言葉に雪兎は軽く頷いた。
「ちょーっと待ってろよ。なにせ久しぶりだからな、幻術を使うのは」
「げ、幻術！？」
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雪姫(プロフ) - エンマたちとのからみがほしい。ついでに雪兎とDの再会が見たい。 (2022年5月15日 3時) (
レス) @page36 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» 彼女は鮫が味方じゃなくても気にしないと思います。なので鮫はマーモンチーム。骸とクロームの霧組は一度は彼女側につこうとして本人に断られる光景しか思いつかない(笑)。嬉しいけど、そしたらヴェルデが孤立無援になっちゃうから。こんな感じです。長文失礼しました。 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» でも次の大空アルコにユニがなれば再び呪いがかかる。そんな状況で彼女が動かない筈がない。彼女は原作通り、全員の呪いが解除される結末にしようとして勝手に行動するので鮫は置いてけぼり(笑)。でもまあ、ボス側とどっちにつくか迷わなくて済むからいいんじゃないかな (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» コメントありがとうございます。そして返信が随分と遅くなってすみません。さて、普通だったらコッペリアさんのように考えますよね。ところが彼女は普通じゃないので(笑)、知識として結末を知っている上で行動します。アリアの呪いは凍らせたのでユキに移行、 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - ユキの呪いは短命ですし、やっぱり、好きな人を助けるためにそっちに着くんでしょうか…骸とクロームもですけど… (2018年11月13日 19時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2014年8月31日 14時
