keep your doubt（JW赤×緑） (ページ41)

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Another side story ページ41

赤side

入社して数日後、初めての金曜日に行われた、新入社員歓迎会。

先輩とも同期ともしゃべりまくって、交流を深めまくった。
けど、飛ばしすぎて疲れた。笑顔を貼り付けたまんま、心の中でため息をつく。

隣にはイケメン。
今日仲良くなった、同期でおんなじ課の流星。

人に全く長されへん超マイペース。
素の俺でいられて、居心地のええヤツ。

「二次会どうする？」

壁に2人でもたれて、打ち合わせ。

「行くべきやろ」
「俺、疲れた。帰ろうかな、」
「お前、ほんまマイペース野郎やな」
「しげには言われたくない」

流星も行かへんなら俺もやめとこうかな、
なんて考えてたら、同じ課の神山くんがやってきた。

「な、流星。コーヒー飲み行かへん？」

奢るから！
ってイケメンを見上げるキラキラの目。
おった、ここにも自由なヤツ。

「神ちゃんは、コーヒーやなくてスイーツやろ？」
イヒッ、って悪戯に笑った笑顔がかわいくて、つい見惚れてしまった。

「あのカフェのプリンアラモード、めっちゃうまいねん！」
「コイツも一緒でええ？」
「もちろん！重岡くん、真っ赤やけど大丈夫？飲まされた？」

新しいお絞りを袋から取り出して渡してくれたのに、長くて白い指が器用に動くのに見入ってて。ぼんやりしてたらしい。

「あ、はい、」
「ダメやな、酔っぱらいや。笑」

その腕が近づいてきて、
首の後ろに冷たさを感じる。

「ひゃぁ、」
「ごめん、びっくりした⁉︎けど、目ぇ覚めたやろ？笑」

声が出なくて、首を何度も縦に振る俺を見て、神山くんは楽しそうにケラケラ笑った。