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「仕事に向き合う姿勢も、人と話してる時の笑顔も、うまそうにお土産のお菓子食べてるところも、流星のお菓子まで食べてるところも、
「ちょ、お菓子の話ばっかりやん…」
「そんなとこ、全部、全部愛おしくて。けど、男から告白されても引かれるんちゃうかって、ずっと言えへんかった」
「けど、男とあのバーから出てくるの、たまたま見かけて。もしかしてチャンスあるんちゃうかな、って思って」
それで、あの言葉ってわけか。
合点がいった。
「この前会ったのは、元カノ。ヨリ戻したいって言われたけど、断った」
「最初は、男好きになるとか戸惑ったけど、今は男とか女とか関係ないってわかった。神ちゃんやから好きやねん。神ちゃんが男でも女でも、俺、神ちゃんのこと好きになる自信あるもん」
ドヤ顔キメてるけど、まだ目が真っ赤。
けど。
そんなまっすぐに。ずるい…
「俺は、男しか好きになったことないけど、しげが女の子やったとしても、たぶん好きになると思う」
「…たぶん?」
結構勇気出して言うたのに、不満そう。
「わかった、絶対!絶対好きになります!」
めんどくさっ!
って思ったけど、それだけでふにゃりと笑ってくれるから。
しげには笑っててほしいから、まぁええかなぁ〜なんて甘やかしすぎかもしれへん。
「子どもかっ」
あまりにわかりやすくご機嫌が直ったのがおもろくて思わずツッコむと、いきなり視界が反転した。
俺の上に跨るしげは、雄の目をしてる。
「子どもなら、こんなことできひんなぁ、」
揺れる瞳に心がのまれて、ただしげがふれてくれるのをドキ ドキしながら待ってる。
ぎゅっと抱きしめられて、ぬくもりを味わってると、体がふわりと浮いて…
寝転んだしげの胸に抱き締められてる。
「神ちゃん、愛してる」
そう言うしげの目は、優しい色をしていた。
「keep your doubt」緑side story fin.
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作者名:7129 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=7129
作成日時:2022年8月7日 17時