keep your doubt（JW赤×緑） (ページ13)

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「何？神ちゃん、ドキドキしてんの？」
「そら、するやろ…こんな体勢、」
「かわい、」

両頬を包まれて、顔を上に向けられた。
と思ったら、キスの嵐。

ふれては離れて。
またふれて。
どんどん幸せが溢れて、泣きそう。

「しげっ、んぅ、はぁ、」
「ヤバ。我慢できひん、」

我慢できんのは、俺も一緒やし。
てか、たぶん俺の方がヤバい…

そっと唇を開くと、割り込んでくる温かなしげの吐息。

どれくらい、そうしてたんやろう。

息があがって。

ちょっと離れて、息を整えたいのに。
けど、しげが逃してくれへん。

「神ちゃ

しげが言いかけたところで、携帯が震えた。
びっくりして、腕を伸ばしてしげの胸を押してしまう。

「あかん、」

また引き寄せられて、しばらく抱きしめられて、キスされて。

心も頭も溶けてしまったころ、しげの唇が離れてった。

「あぶなっ！」

ニコッと笑う。
みんなの人気者“しげ”の笑顔。

その笑顔好きやけど、今は見たくない。
俺にだけ見せる顔、見せてほしい。

そのまま最後まで…

そう期待してた自分が恥ずかしくなる。
誤魔化すように、さっき鳴った携帯に手を伸ばした。