マフィアらしからぬ君へ【太宰治】【文スト】

パワハラ教育は森さんの教えだよ ページ5

中｢首領、失礼します｣

森｢4人ともよく来たね…Aくんは大丈夫かな？｣

『はい！見てください！お花貰っちゃったんです！』

花瓶にさしてあった花を髪に飾りしてるA

森｢思った以上に元気が良さそうで安心したよ｣

紅｢今回の件は早急に解決しなきゃいけない問題じゃ、わっちのAを傷つけようとするとは…許せん｣

今回は相手が悪かった。Aちゃんを嫌がらせ相手に選んだものの周りが黙っちゃいない

当たり前だ、この組織は意外とアットホームであり過保護が多い

どうやらAちゃんみたいなタイプは母性本能と言うやつがくすぐられるらしい

森｢3人は心当たりあるかい？｣

紅｢あるも何もAの可愛さを妬んだ人の犯行じゃ｣

太｢知らない｣

中｢あるとしたらモブ川…いや、モブ里の可能性も…｣

エ｢リンタロウ！これ壊れたわ！直して！｣

森｢ん？うーん、どうやらネジが外れてるようだね｣

エリスお嬢のおもちゃ道具を真剣に見つめる森さん

エ｢直して！｣

森｢手元にドライバーがないから困るよぉ…エリスちゃん！｣

エ｢リンタロウ嫌い！｣

森｢そんなぁ…｣

正直気持ち悪い。こんな姿を見てポートマフィアの首領だと言っても誰も信じないだろう

『あ、私ドライバー持ってますよ！』

そう言ってAちゃんは腰にぶら下げてるポーチからドライバーを取り出した

あのポーチ…というかカバンからはありとあらゆるものが入っていてほんとになんでも出てくる

どこにそんなものはいるんだってものでも出てくるのできっとAちゃんはパズルゲームが得意だと思う

Aちゃんと入れば大抵のものは持っていなくても大丈夫だ、基本ものには困らないので欲しいものがあった時に時間をかけずに直ぐに出てくる。そこは私も評価してる部分だ

彼女と入れば遭難しても1週間は持つだろう

私はそのなんでも出てくるバックのことを密かに四次元カバンと呼んでいる

森｢ありがとう。Aくんはほんとになんでも持ってるね｣

『はい！いざと言う時にないのが心配で…えへへ』

中｢俺はそのカバンの謎が知りてぇよ…｣

紅｢よいよい、備えあれば憂いなしと言うからの｣

太｢一寸備えすぎだと思うけど…｣

森｢そうだ、今回の件は太宰くんに任せよう｣

太｢は｣

思わず声が漏れる…当たり前だ、私がなんでこの子のお守りをしなきゃいけないんだ

森｢お願い出来るね、太宰くん｣

太｢はい｣

パワハラと言っても過言じゃない

どうせ無理なのだから→←私いらないと思うのだけど

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