マフィアらしからぬ君へ【太宰治】【文スト】

混ぜるな危険 ページ26

『きゃぁぁぁぁー！まっ…待ってくださ…きゃぁー！』

突然聞こえるAちゃんの声

太｢え、なにごと？｣

事件では…ないな、明らかに悲鳴の叫びじゃないし…今度はどんな怪奇をやってるんだ…

声の方へ足を進める

太｢え？！織田作！？何してるの？｣

織田作がAちゃんといてAちゃんを振り回してる、いや、物理的に

『あ！太宰さん！』

あ、太宰さん。じゃない。一体この道の真ん中で何をしてるって言うんだ

織｢あぁ、太宰か。遊園地の話をしていてな。行ったことがないらしい｣

『めりーごーらんどって言うんですね！！こういうの！！』

太｢いや、メリーゴランドはもっとゆっくり回るし…どちらかと言えば回転ブランコの方が近いんじゃない？｣

いや、そんなことはどうでもいい

『織田さん、とっても上手で楽しいんです！』

織｢子供達にもやっているからな、楽しんでくれている｣

『はっ…！もしかしたらこんなお店あったら人気かもしれませんね！』

織｢あぁ、そうだな｣

織田作の言う子供は10もいってない子供ことだしそれに君は18で子供という年齢じゃないし…そもそも遊園地があるのだからわざわざそんなお店を作らないよ

太｢とりあえず、君たちのその奇想天外な発想は置いといて…君たち仲良いんだね｣

太｢任務で一緒になったことがあるは聞いていたけど｣

『糖質オフの話で仲良くなりました！』

太｢？？？｣

私の予想斜めどころか宇宙まで飛んで行ったんだけど？

なに？糖質オフだって？

織｢あぁ、糖質オフの食事は何か物足りない味がする｣

『美味しいんですけどね…ちょっと欠けた味がしますよね…』

太｢いや、糖でしょ｣

2人してなんでそれだって顔してるんだ

糖質オフと言ってるんだから当たり前だろう

織｢太宰はやっぱり賢いんだな｣

『すごいですね！』

あぁ、これはダメだ

『そういえば、糖で思い出したんですが…今はたぴおかっていうのが流行ってるそうですよ？知ってますか？』

織｢あぁ、カエルの卵か｣

『カエルの卵なんですか？』

織｢いや、違う｣

『？どこに生えてるんですかね』

加工物だよ

織｢ふわふわしたところだろうな｣

太｢この天然達ダメだ…｣

『織田さんって天然なんですか！？』

織｢いや…俺はちゃんと人から産まれてきた｣

『人から産まれてきたことを天然って言うんですか？』

織｢そうなのか｣

私は迷わず携帯を取り出してある人物に電話をかけた

安｢太宰くん、どうし…｣

太｢安吾助けて！この天然2人の世話は私には出来ない！｣

安｢はい？｣

じぇっとこーすたー→←すり替えられていた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す