truth 明かされた真実 five (ページ24)

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○143○ 和サイドページ24

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なんでかわからない

ほんとになんでかわからないけど、
何故か斗真が能力者だと思ってしまった。

勘で言ったのに、見事にあってた。

生「…で、俺が能力者だからなんかあった？｣

雅「どうしよ…ここじゃなんだから、
部屋入って話聞いてくれない？｣

生「バカ、バイト中だよ！｣

雅「そこをなんとか！｣

生「無理だって、早めに上げてもらうから、1時間後にまた来るよ｣

雅「最高｣

これは、チャンスだ
翔くんに1歩近づいた感じがした。

斗真、もしかしたらいい能力持ってるかも。

じゃっ！って去って行った斗真。

同時に

智「はぁぁ…｣

ぺたりと座り込んだ大野さん

潤「ねえ、リーダーなんか最近変だよ？
さっきもリーダーらしくない｣

智「ごめん…｣

なんか苦しそうに笑ってるけど、
まじどうした

ため息出そうになる

またか。
ハイハイ。

またヘナヘナ弱っちいから
喝を入れこむか。

和「大野さん！！！！｣

ビックリしてこっちを見てきたから

パンっ！！

盛大に、ビンタしてやった。

一瞬時が止まる。

智「いってぇ！！何すんだニノ！｣

和「なんだ、元気じゃないですか。｣

智「え…？｣

和「すごいブサイクな顔でテンション下げ下げだったからてっきり熱出てんのかと思いました。｣

智「………｣

しーんとする玄関。

急な出来事に2人は唖然として

大野さんも呆然としてたけど

いきなりすごい下を向いたかと思ったら
すごい勢いで顔を上げた。

そしてスっと立ち上がって

智「んー、あー！！なんか、スッキリしたわ。
ん。ニノ。ありがと。｣

めっちゃ棒読みだけど
フワリと笑ってやっといつものリーダーに戻る。

潤「なーんだ、ほんとに顔ブスだったから
心配しちゃったーやー｣

さらに棒読みで、嘘っぽく言う潤くん。

雅「リーダー！んもぉ、やっと元に戻ったぁ｣

オネェが過ぎる相葉さん。

ほら、見なさいよ

まだわからないの？

あんたが居なきゃ始まんないんだよ
ここの"家族"は。

どうせ俺なんも出来ないとかくだらないこと
考えてるんでしょ？

バカだわほんと。

智「さっ、1時間待つとするかっ｣

肩グルングルン回して部屋に入ってく。

3人で顔を見合わせる

ニカッと笑顔を向けて謎にはしゃぐ相葉さんとは
真逆に、潤くんはやれやれと呆れた表情で、
でも安心した顔で。

翔ちゃん、

希望を捨てないでね

俺らもまだ、翔ちゃんと暮らす日が来るって信じてる。

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