truth 明かされた真実 five (ページ11)

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○130○ 雅サイドページ11

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正直、嫌われても仕方ないと思った

和が茶碗をひっくり返して出ていった時、そっと、見てしまった

言いたくなくて言わないことだって
この世に五万とあるでしょ？

でもそれが、あまりにも酷く、自分が経験したことならとてつもなく信じられないそんな出来事だったから。

勘違いを取り消したくて

それは違うよ、と、
受け止めてあげたくて

電話したときに、和が出てくれたのは
本当に予想外だった。

きっと出てくれないだろうなぁと思ってたから。

ダッシュで準備してダッシュで行ったけど

中々切り出せれない

話して、嫌われないだろうか？

そんな葛藤をしてたら和から話しかけられた

案の定、責められた。

わかる、俺の立場でもそうしちゃってたと思う

和も言っちゃった…みたいな酷く悲しい顔をして、その場を離れようとした。

俺も、わかっていたことだったけど、ちょっと、いや、かなり傷ついていた。

でも和のほうが果てしないほど傷ついているはず。

そう思うと、自分なんてどうでもよくて。

助けたくて。話して欲しくて。

気づいたら、和の手を掴んでいた。

心の声が聞こえる

誤ってる

自分をものすごく責めてる

俺の方こそごめんね

ギュウゥ……

抱きしめて抱きしめて

壊れそうになった和を、

無理矢理包んだ

これ以上一人でどこか遠くにいかないで

和｢…まぁ、く｣

Tシャツが濡れてきた

和がポロポロと涙を流してるのがわかった

雅｢…絶対、絶対に受け止めるから。
…だから、自分の口で、言ってごらん？｣

前、和はリーダーと翔ちゃんに
同じことを言ったね

雅｢一人で…なんでも抱えないで｣

その言葉そっくり、言わせてもらうよ

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