ニ ノの事 ページ48
色々考えているとアプリの電話が鳴る
ディスプレイには「智」
緑のを右にスライドして電話に出る
「もしもし…。」
智「A…。
事務所と話し合う日なんだけどさ…。」
「うん。」
智「明日、仕事帰りとか難しい？
確か、ちゃんと終われば7時には終われんだよね？」
「そりゃそうだけど…。
絶対7時には終わんないよ。」
智「大丈夫！！
俺がそっちのディレクターさんに頼んどくから。」
「ちょっと待って！！
そんな事したら付き合ってるのバレちゃう！！」
智「そこは普通に「一緒に飲みたいから」って言うから安心して。
じゃあ俺、呼ばれたからまたね！！」
「えっ？
ちょっ智！！」
もう朝のニノと言い、さっきの智と言い…
何でこうも私の話を…
忙しい人達だから仕方ないか…
休憩も終わり、また仕事に戻る
休憩後も淡々と仕事をし、やっと帰宅に漕ぎ着けた頃には夜の10時を回っていた
仕事場から出ると電話が鳴った
「もしもし！！」
智「えっ？
ひょっとして何か怒ってる？」
「「何か怒ってる？」じゃない！！
ちょっと明日に話し合って幾らなんでも早過ぎない？」
智「だって1日でも早くAと結婚したいんだもん…。」
「＿＿＿馬鹿…。
…分かった。
じゃあ明日の19時ね。
ディレクターには話しといてくれんだよね？」
智「ありがとう…。
うん。
明日の事は俺から話しとくから。」
「私こそありがとう…。
そう言えばタッパーの全部食べた？」
智「冷蔵庫の？
あれなら空っぽにしたよ。」
「全部食べてくれたの？
…ありがとう。
後、ニノの事なんだけどさ…。」
智「ニノがどうした？」
「ニノ、最近…変じゃない？」
智「何処がぁ？
確かに昨日はかなり腰痛そうだったけど…。
A…ニノに何か言われた？」
「何処が？って言われたら色々あって…。
特に変な事は言われてないんだけど妙に普段のニノじゃない様な違和感を感じるというか何と言うか…。」
智「ひょっとして…Aを好きになっちゃった。とか？」
「いやいやー。
それは無いでしょ！！
あんなに可愛い彼女より私を取るなんてありえない！！ありえない！！
そんな事あったら私…ニノに何するか分かんないよ笑？」
智「それもそうだよな！！
俺もメンバーの事…一瞬、疑いそうになったや。
でも他に何かあるとしたら何だろな…。」
「…何かに悩んでるとか？
人ってたまにさ…悩んでる事がある時って誰かを励ましたり、たまに普段言わない様な事を言ったりしない？」
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
