【銀魂】私の周りがとてもとてもうるさい件について【逆ハー】

漆 @沖田 ページ7

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土方のヤローがここ数日おかしかった


犬の餌は食わねェわニコチン摂取しねェわ、とりあえずおかしかった




女ですかィと聞けば、わかりやすく動揺した土方さん


一回どんな奴か見てみたかったんで、最近は見廻りを土方のヤローとやっていた





不本意だが。不本意だが土方のヤローの惚れた女を見たかったんだ。それだけでィ



姉上に惚れたくせして他の女にも惚れるなんざ、武士の風上にも置けねェなほんと







そんなとき、チャンスが舞い込んできた



今日たまたま歌舞伎町で、土方さんが目を見開いてある人を見ていたのだ



視線を辿ると、1人の女がいた

後ろ姿しか見ェなかったもんで、かわいーとかよくわかんなかったですけど、




後ろ姿だけで可愛いオーラが出てやした、だから真正面から見ても相当なもんだろうねィ、



と、勝手に推測した




だがその推測は間違ってなかった


俺たちは今、先日の強盗事件について、と称して女が入っていった万事屋に来ている




インターホンを鳴らすと出てきた新八くんと一言二言話して、中に入った

彼は、びっくりしていたようだが



いち早く女に気づいた土方さんが彼女の肩に手を置き、振り向かせた



どくん、と胸が鳴った。顔が火照るのが伝わる


女の顔面はこの世に存在するものと思えないほど綺麗だった


可愛いより綺麗、という言葉の方がこの女には似合う



容姿端麗にも軽く程があるだろうに。今まで会ってきた誰よりも、ましてや姉上よりも可愛いと思ってしまった






そんなことを考えていると女がこっちを見て何か悩んでいた


…名前、でしょうかねィ





俺は軽く自己紹介をして、少しだけ微笑んだ


土方のヤローだけ、接点持つなんてずりぃやい。テメェは一生マヨネーズでも啜ってな






自己紹介をすると、あぁそうだ、沖田総悟さんでしたね！と手を叩きながら言った





…可愛い、なんか悔しい。こう思ってしまうのが悔しい







銀「んで？Aが重要参考人だ？正義のヒーローだぜ？俺らの正義のヒーローだぜ？なァ、土方くんよォ」







すると旦那がさりげなく女の肩に手を回して、俺たちにそう言った


…悔しい、なんか悔しい







土「黙れ腐れ天パ…俺だってそいつには感謝してる。だが念には念を、と言うだろ」







もしそいつが犯人と繋がっていたらどうする、と言う土方さんだが、それはぜってェ無い


どんだけ女と話す機会を作りたいんでィこいつは









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