好きな人は知っている【探偵チームKZ】

35 コンクール事件Part２ ページ35

彩Side


Aのおかげでここまで調査がスムーズにいったんだもん！頑張ろう！



夜

８時にロビーに集合なんだけど、みんな10分以上前に集まるんだろうなと思って早めに部屋を出た

あ、やっぱり集まってる

まだ来てないのは私とAだけだった

ん？なんかもめてる？

若武｢それはAが分かるんじゃないのか？｣

上杉｢お前のそういうところが無責任なんだよ！｣

若武｢なんだとー！！｣

なにごと！？

黒木｢部屋の場所が分からないよねって｣

黒木くんがいつもみたいに教えてくれた

え？

A｢ごめん、みんなおまたせ！ってあれ、どうかしたの？｣

上杉｢部屋の場所が分かんないんだとよ。｣

こういうときに翼がいたらな…

A｢分かるよ？｣

若武｢場所が分かるのか？｣

A｢いや、それは分かんないけど…聞こえるから。｣

聞こえる！？

黒木｢聞こえるって会話が？｣

A｢うん｣

小塚｢それは無理でしょ？｣

A｢いや？耳をすませば聞こえるよ。｣

それってすごくない？

若武｢ここは、Aを信じるしかないな。よし！ついて行こう！｣

そういうとAは目をつぶった


1分くらいたったかな？

A｢地下から音がする…ついてきて！｣

みんなAのあとをついて行った

もちろん私もね！

若武｢ここか…｣

あ、やっぱり鍵がかかってるよねー

ここはーいつもので！！！

上杉｢いいか、開けたらすぐに写真を撮って現場を抑えるんだ。そして、もし捕まった時ように写真をパソコンに送っとけ！｣

3

2

1


ガチャ

ドアが開くとすぐに若武が写真を撮った

A｢あれー？○○さんじゃないですかー何してるんですか？｣

黒木｢これって賄賂ってやつですよね？｣

若武｢証拠の写真もあります。｣

そういって若武が写真を見せた



｢………娘を優勝させたかったんだ。｣

おじさんが口を開いた



後日

このことをピアノコンクールの協会にいうとすぐに優勝は取り消され、Aの優勝が決まった


若武｢あーあ、結局目立てなかったな｣

若武がつまんなそうに言った

小塚｢まぁ、いいんじゃない？優勝できたし｣



これにて、一件落着！！


またひとつ事件の幕が閉じた

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