いちごたちと転校生6【すとぷり】

文化祭 ページ46

「はい、席に着いてください」

はぁ…ほんとさとみくんは無茶なことをする…
おかげで、疲れたし、背中は痛いしで、大変だ

「さて、皆さん、体育祭はお疲れ様でした、まぁ、先生勝ち負けとかどうでもいいので、あまり興味ありませんでしたが」

興味ないんかい…まぁ、せっかち先生らしい

「ところで、皆さん、文化祭の準備が今週から始まります」

「「「いえーーーーい！！！」」」

文化祭か…嫌な予感しかしない

「先生は、あまり好きじゃありませんが、皆さんは好きそうですので、一応聞きますが、クラスの出し物は何がいいですか」

と先生が聞くと

「喫茶店！！！」「お化け屋敷ーー！！」
「劇がいいな！！！」

と、みんなアニメで見たかのようなありきたりのものを選ぶ

「なんか、面白くなさそうなので、却下です」

先生！！？？意外…無難なものを選んで、即終わりにするのかと思った…

「皆さん、これ先生の成績に関わるので真面目にお願いします」

成績のためだったー！！！
先生、教師の闇出しすぎだよ…

「じゃあ、お化け喫茶劇でよくないっすか」

何その欲張り全部セットみたいなやつ

「いいでしょう」

通っちゃったよ





「まさか、あんなのが通ると思わなかったんだけど、どうするわけ？？」

『お化け喫茶は何とかなるけど、劇って…』

自分のクラスの出し物に不安を抱えていると


「さとみくんたちは、なんの出し物なの？」

と、なーくんが問いかけてきた

「それが…」『お化け喫茶劇なんすよ』

「何それ、面白そう」

と、ニコニコしてる

「いや、他人事にしないで、こっち真剣に悩んでるんだから」

「そんなん言ったら、うち、人間釣り放題だよ？？」

『「えっ」』

「馬鹿だよねー、ほんと、発想が馬鹿すぎるくせに、通っちゃうんだもん、そして、あとは、学級委員任せ、ほんと、笑っちゃうよね」

そう言って、書類を握りつぶしているなーくんを見て、危機感を感じた

ガチャ


「なー、聞いてや、なーくん、うちのクラス
ローション喫茶、なんやけどどないしよう！！」

焦りながらきたジェル先輩

「ローション喫茶wwwwはっ⤴⤴はっははー！はw」

『笑い方おかしいやろ』

そう言って、笑いすぎて床にころげるさとみくん

「Aちゃん、やばない？？俺、この学校の自由度に抗議したいわ」

『珍しく、意見あいますね、ジェル先輩』

生徒会の仕事→←教室

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す