いちごたちと転校生6【すとぷり】

ブロッコリーにはマヨネーズ ページ33

「わ！僕が好きなミートボールが入ってます！」

『小学生か』

「むっ！失礼な！高一ですよ！」

私は、母が作ったタコグラタンを食べると
みんなが居ないことに気づく

『そういえば、他の生徒会は？みんな、ここで食べるんじゃなかったっけ』

「あー、みんな準備で忙しいんですよ、なーくんとさとみくんなんかは、食べながら準備してましたし」

『私たちこんなのんびりしてていいの…？』

「いいんですよ、その代わり僕達が片付けですけどね」

『えっ、2人で？』

「2人なわけないじゃないですか！」

と、るぅとくんがぷくーっとしながら
こちらを見る、ほんと美形
私、なんでこんな美形とご飯食べれてるんだろう
と、思っていると、るぅとくんの顔が歪んだ

「…A先輩ってブロッコリー食べれます？」

そこで、私の頭はアインシュタインくらいに回転した

『食べませんからね、好き嫌いはお母さん許しません』

「そんな…いくらなんでもマヨネーズ無しは酷すぎます…」

あー…わかるよ、その気持ち…でも食べなさい
私が、そのあとも、先輩…？ねー？
と声をかけてくるが、何も聞こえませーん
風に無視してると、観念したのか食べだした
とても、苦しそうだった







場面変わって、午後の体育祭！
午後は、徒競走が多くて、見知った顔がいたら
手を振ったり、応援していたが、ほとんどは
早いなー、くらいにしか思わなかった

すると、次は、恐怖の障害物競走
これは、お化け屋敷みたいに、あらゆる恐怖がみんなをとりまく、いわゆるお化け屋敷障害物競走
そして、これに挑んでるのをみんなに見せるために、マジックミラーを使って、中の人は見えないけど、外の人は見える、とかいう箱を作った

これが完成した頃
うちのさとみさんが、完成した喜びで失神したそうです




そのおかげもあって、このお化け屋敷障害物競走
とても面白く、みんながビビってる姿がすごく面白かった、うちのさとみさん、ただ1人
全てが機能した喜びで、泣きそうになってたけど

「さとみくんも鬼ですね、ゴール手前で上からゾンビ落ちてくるとか」

『さとみくん、これ作ってた時いたずらっ子のように笑顔だったよね…』

「俺あんなの無理です…」

『あっ、莉犬くんおつかれ』

「あれ設置する度に、仕掛けに触れるから…心臓が持たないよ…」

「莉犬、怖いの苦手だもんね…」

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