検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:475,544 hit

性格 ページ6

「で、まぁ、多少なりとも、俺は医療の知識を備えてるわけ、例えば怪我の付き方とか」

あっはい、終わった
人生終わった、皆さんどうもありがとうございました

「ねぇ、それ階段で躓いたくらいじゃ出来ないよね?蹴られでもしないと…」

『はい、すみません、ほんとすみませんだから、どうか島流しは…!』

「いつの時代の人だよ」

「俺はただ正直に話して欲しいだけ、話してくれる?」

はい以外の選択肢ある?
ゲームで言うと、はい、いいえがあるのに、いいえを選ぶと、考え直してとか言われて、はいを選ばないとストーリーが進まない、選択肢じゃねーじゃんって思うやつだよね

『はい…』

『えー…まぁ結論から言いますと、この怪我はジェル先輩の親衛隊に蹴られたことにより出来ました』

「親衛隊ねぇ…」

「ジェルにこのこと言ったの?」

『いえ…まだ…』

「なんで言わないの?」

『…』

なんでって言われても…

「言った方が楽じゃん、一昨日より状態が深刻になってるところを見ると、昨日もやられたんでしょ」

私は無言で頷いた

「言っちゃえばいいじゃん、ジェル優しいから直ぐに辞めてくれるよ?」

その言葉を聞くと私は衝動的に立って

『優しいからこそ!』

「!?」

でも、さっきの勢いとは打って変わって、私は弱々しく呟いた

『優しいからこそ…言えないじゃない…ジェル先輩は真剣に困ってた、そんなの初対面の私でも分かった、ストーカーなんてされたことないけど、きっと精神的にきついんだと思う、だから助けたいって思って、私の事情で止めちゃいけないんだって思った』

「なんで、そんなに…」

『私ってこういう性格なの、自分がどうなろうと関係ないし、自分より困ってる他人を助けたいって思っちゃう、たとえ自分が危険に晒されても』

「…」

言うことがめちゃくちゃだった、誰だって自分の身が一番だ、それは私も同じ、ただ私はその判断が人より違うだけだ
困った人は助けるし、自分の身より相手の身を心配していた。

「ジェルは…Aちゃんを利用してるかもしれないんだよ…?」

『それでいい、それでジェル先輩からストーカーがいなくなるなら、私はそれでいいから』

「なんで…」

鼻をすする音が聞こえた、さとみくんは今俯いていて、表情が分からないけど、きっと泣いている

『さ、さとみくん…?ごめん、何か変な事言った…?』

泣く→←優秀賞



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
424人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

若草。(プロフ) - 夢主が点数つけてるの吹いたw (2021年3月2日 7時) (レス) id: 0df262be83 (このIDを非表示/違反報告)
視界に入れたくないデブス - 暇だから見返してたけど桜ちゃんこの時嫉妬してたって考えると可愛いな (2020年8月30日 0時) (レス) id: cf4c489396 (このIDを非表示/違反報告)
リト - 僕夢主ちゃんの親好き (2020年6月4日 14時) (レス) id: 4f04e6fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!何でしょうかね、私もそこ好きですw (2019年8月22日 2時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - (※検査、足の検査、とっても重要)のリズム感(???)がとっても好きw (2019年8月18日 8時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なつっと | 作成日時:2019年7月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。