いちごたちと転校生2【すとぷり】

性格の悪い幼馴染 ページ35

あの後、やっぱり気になって、考えていたら、いつの間にか、図書室の前にいた

そういえば、図書室に入ったことないので、入ってみると、そこには、1人で本を読んでいる、茶髪のツインテールの美少女がいた
え、ぼっち？(失礼)

私が、入ったことに気付くと、彼女は私の姿を見て、ビックリしていた

『ど、どうも』

と、挨拶をしながら、図書室に入ると
彼女は、本にしおりを挟んで、私の方を見てきた
改めて見つめると本当に美人さんだ

｢あなた、雨宮Aさん？｣

『あ、はいそうです』

え、何私有名人！？こんな美人に知ってもらってるなんてうれぴー

｢ふん、思ったより可愛くないじゃない｣

『え？』

｢友達から、あなたのこと聞いたのよ、よっぽど可愛いんだろう、って思ったけど思ったより可愛くないのね｣

前言撤回、こいつ外面詐欺だわ
美人だからって、なんでも許される訳じゃないのよ
一瞬にして、見る目が変わった

『え、あの』

｢そうね申し遅れたわ、私小鳥遊桜｣

桜…ジェル先輩たちの幼なじみ？
まさか、こんなに失礼なやつが！？

｢ジェルから色々聞いてるはずよね？何目的か知らないけど、これ以上私の友達に近づかないで｣

ぷっちんとあたまにきた、なんだこいつ
初対面にして、色々と失礼すぎないか、大体友達は本人が選ぶものでお前が選んでいいものでは無い

『いい加減にしてください』

そう思ってると、つい言葉に出てしまった

｢は？｣

『初対面で、いきなりなんですか？近づかないで、とかいってますけど、あなたが決めることじゃありませんよね』

｢そうだけど……なんなのよあんた｣

『仲良くすることについて、あなたは口出しする権利がないって言ってるんです』

｢なっ！生意気ね！｣

『生意気で結構、そちらも生意気だと思いますけど』

｢あのね！あんたもどうせ顔目当てで、近づいてきてんでしょ！？わかってんだから！｣

そんなことがあるか
逆に向こうから近づいてきたんですけど、って言っても信じてくれなさそう

『どうせ何言っても通じないでしょうけど、顔目的とかじゃないです』

｢嘘よ！ジェル達に近づくやつなんて、大体顔目的ばっかり！｣

『だから、違いますって！何怖がってんのか知んないですけど、出会い頭に疑われていい気分しません！』

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