お久しぶりのお隣ちゃん ページ39
「あの、先輩ここまででいいですよ」
『え、なんで?』
急にそんなこと言って、こっちを振り返るから、思わず声に出てしまった
「いや、もうこの時間から先輩の教室向かわないと、HR間に合いませんよ、運動能力皆無なんですから」
『うん、ちょっと黙ろうか』
忠告してくれるのは、ありがたいが、一言多いいんだよ
デリカシーっていうものが無いよね
『じゃあ、ここまでね、バイバーイ!』
「さようなら〜」
さようならって何!?バイバイでいいじゃん!
いや、別にどっちでもいいけど、なんかさようならだと、寂しい感じがする!
まぁ、どうでもいいや
あ、それよりるぅとくんに前もってなんのことって聞き忘れたな
ガラガラッ
セーフ!間に合った、と言ってもあと、1分か2分かでHR始まるけど
急いで支度しなくちゃ
「え、Aちゃん、どうしたの、その足」
すると、隣のさとみくんから私の足のことについて聞かれた
馬鹿な!私は、バレにくくするために、スカートをちょっと長めにしたと言うのに…!?
『え、なんで分かったんですか、変態ですか?』
「いや、なんかいつもより千鳥足だなーって」
『私がいつも千鳥足みたいな言い方しないでくれる?』
「まぁまぁ、それよりどうしたの、スカートも長くして」
『え、スカートに気づくのはきもい』
「何でさっきから俺、変態とかキモイとか言われてんの…」
『気の所為ですよ』
「誰のせいだと…」
そうこうしているうちに、私は用意を終えて、席に座った、うん、やっぱり椅子最高、ていうか今見たら全然湿布貼ってあるの見えてたわ
「で、ほんとに、どうしたの」
『なんでもないです』
「いや、あのね、結構心配してんだよ?」
『階段に躓きました』
まさか、本当のことは言えないから咄嗟に嘘をついたけど、さとみくんには効くのかな…
「え、馬鹿じゃないのw」
『はっ倒すぞ』
効いたのは良かったんだけど、返しよ返し
こいつ絶対心配してなかっただろ、位に馬鹿にされたんだけど
え、お前階段に躓いたことねぇの?
人生で1回くらいは皆経験あるでしょ
キーンコーンカーンコーン
HRが始まってしまった
せっかち先生の出番だ、と言ってもせっかちなため、本当に早く終わる
だが、ただ、話を聞くのは暇なので、ふと隣を見る
と
深く考え込んでいる様子のさとみくんがいた
もしかして、嘘がバレたとか…いや、怪我の仕方なんて、医者か知識がなければ分からないし…だ、大丈夫よね!
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時