いちごたちと転校生【stpr】

言えない ページ34

あの後、泣く泣くおかあたまに電話して､迎えに来てもらいました。


『ふぅ…』

色々、済ませた私、あとは、寝るだけのところで、急に足が痛みだした

『いたっ…』

やっぱり、ローファーで蹴られたから痛い…
ローファーなんて卑怯だ…！この、残念美人！

まぁ、口では、軽いことしか言えないけど、やっぱり恐怖もあった
こんな体験、なかなか無いと思うが、初めてな気がしないのは気のせいか

出来ることなら、痛みは受けたくない
なんだかさっきから体の震えも止まらない、でも心は至って平然だった恐ろしい程に
でもそれよりも

『ジェル先輩…どうしよう…』

そういえば、今日逃げてきたんだよ…
どうしよう、誤魔化す…？
誤魔化した方がいいよな、それであまり疑われないように…


ごめっ〜ん！急用思い出しちゃって！

いやいや、嘘っぽいな


いやー、何となく走って帰りたかった

だったら、なんで置いていったん？って聞かれそう…めんどっちい


足が、早く帰りたいって…

んー、いいけどなんか足りない…


ジェル先輩が遅すぎたんで､イライラのあまり、置いて帰っちゃいました､足が勝手に､だから私なんも悪くない

はい！完璧！私が悪いということには、ならないはず！そう、私って、足と体､別だから､新種だから

うん！いいね！
実に美しい！

…



やっぱ、ジェル先輩には言えないよ…
あの人、責任感じて、絶対距離とってくるから
絶対！予言するからね！
変に優しいからな、あの人…
普段ふざけるくせに、真面目なところは真面目だし

と言っても、このまま黙っても何の進展もなく、いつかは、ヤられそう…

なんか、頼りになる人、なる人…

なーくん…はダメだ、あの人は、まだ未知な部分がありすぎる、あの忠告もなんのことか分からないし…

ころんは、論外、さとみくん…はあいつ、口軽いからすぐ、ジェル先輩に言いそう…

だったら…残るは、あの子しか…

隣の家にLet’s jump！→←隠す

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す