いちごたちと転校生【stpr】

隠す ページ33

あれから、満足したのか彼女たちはどこかへ行ってしまった

『いてて…』

とりあえず掴まれたところや、蹴られたところを見たけど、赤くなっていた、今でもズキズキと痛い

いや、そんなことはどうでもいいのだ、とにかく私がこうなってしまった原因を見つけなければ、また、暴力を振るわれてしまう
とは言っても、もう分かり切ってるようなものだ
原因は、ジェル先輩だろう
どうやら、あいつらは私がジェル先輩と、付き合っているというか、フリなんだけどそれが、気に食わないらしい

あーほんと、あの暴力してきたやつ、喋らなければ美しいままだったのに…あれこそ、残念美人ってやつ？

とりあえず、解決方法は別れることだけど…それは、つまり、恋人のフリを辞めるということ、それだと、ジェル先輩のストーカーが、誰だかは分からないけど、解決しなくなってしまう
一応、心配はしてるから、私の勝手な都合で辞める訳にはいかない

だったら、何も変わんねぇんだよなぁ…

｢ごめん！Aちゃん！遅くなった！｣

『ジェ、ジェル先輩…』

やっべー、来ちゃったよ…
言うべきか…？
いや言ったら、絶対恋人のフリ辞めることになるよな…？
だったら、言わないべき…？
いや、でも言った方が…

｢…？どしたん？｣

と、だんだんこっちへ来るジェル先輩､私は咄嗟に足が痛いのも、忘れて逃げてしまった

ジェル先輩は、咄嗟のことで、訳が分からず、数秒固まっていたが、やっと我に返ったのか､数秒後

｢え、ちょっとAちゃん！？｣

だが、残念、遅かったな
私は、賢いから、いつ面倒な友達と出会っても逃げれるように､何度も道を曲がって、見つけられなくするという、高等技術を手に入れているのだ！

例え、ここが見知らぬ道だとしても、関係ない！私に、非はないのだ！
どんだけ、足が遅くても、頭の回転は人並み以上だからな！ハッハッハッハー！








あっ、やっべ、行き過ぎたここどこ？

言えない→←隊長

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