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セ「俺が血吸った時、体おかしくならへんかった?」
「ぇと、なんか暑かった、?」
セ「暑い、?」
「うん。」
セ「そうか、そっか、」
何かを考えた後、再び私の方に向き合って
セ「吸血鬼って相手が痛いって感じないように
血を吸う時に毒を流し込めるんやけど
夢中になって流し込み過ぎちゃって…」
「そっか、ッ」
頭の中であの時の記憶がフラッシュバックして顔が暑くなる。
セ「っ、ごめん、」
「大丈夫だよ、今ちゃんと元気だし」
セ「それだけじゃなくて、ッツ」
「大丈夫だよ、言って?センラさん、」
センラさんは大きく息を吸い込み、心を落ち着かせた。
セ「吸血鬼に血を吸われた異性は…
その吸血鬼から離れられなくなる、」
「じゃあ、わたしは、」
セ「...ごめん
多分俺と一緒に居なきゃいけない」
「そっかぁ、」
セ「でも俺が死んだら、その呪いも消えるから、っ!
だから、もしAが帰りたいなら...」
____俺を殺して
「やだ、やだよ、
勝手に居なくなろうとしないでよ!
もう私にはセンラさんしか居ないんだから、」
「「ギュッ」」
セ「ごめん」
「ごめんもいらない、」
私が落ち着いたのを見計らって腕が解かれた。
セ「今度、契約について話聞きに行こうと思うんやけどついてきてくれる?」
「契約、?」
セ「人が望んで吸血鬼に血をあげた時に離れられなくなってしまうのが契約の制限。
他にもいろんな決まりがあるんやけど
詳しい人に話聞きに行かな。」
「うん、行く」
きっとこれから生きてく上で必要な情報なんだから。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年3月9日 1時) (レス) @page26 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:う さ ぎ 。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2020年10月30日 1時