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「そんなぁ!父上様!そんな早う嫁ぎたくありませぬ。」



御前「やはりそうかちと姫には早過ぎたか。やはり15歳になったらにするか。よし藤堂家に文を書こうぞ!」



御簾中「御前様は姫に甘いのです!婚儀は13になったら。決まったものはしかたありませんよ。もとよりこちらから持ちかけた縁談、振り回すのはどうかと、、」



御前「確かにそれもある。」



御簾中「姫ゆうことを聞くのじゃ。」



「………分かりました母上様父上様。
このA川越藩のため御家のため御役目果たしまする。」



涙が出そうになったが

堪えた、、、



御簾中「姫、分かってくれたのか。姫が13歳になるまであと半月だ。明日から花嫁修業に励むが良い。あと僅かだが宜しく頼むぞ。」



_______________________



「母上が私の事をよく思っていないのは知っていたがこんな仕打ちに会うとは、」



山代「そうですよ、姫さまにあんな無理矢理!御簾中様であろうが許しませんぞ!!」



松江「あれは流石に無理がありましたね!」



山代「姫さままだ遅くはありません。御前様にお話なさいませ!」



「山代、約束したのじゃ。折れてしまった私が悪い。」



山代「姫さま…」



「山代、今から母上の元へ向かうぞ。」



山代・松江「はい、姫さま」



_______________________

「母上様、Aに御座りまする。」



御簾中「入れ。」



「失礼致しまする。お願いしたき議が御座いまする。」



御簾中「なんじゃ?申してみよ!」



「はい、母上様。私が嫁ぐまであと半月に御座りまする。それ故、最後となろうお願いにございます。どうかこのAの願いをお聞き入れくださいませ。」



御簾中「なんじゃ?何でも申してみよ。」



「恐れ入りまする、母上様。それでは、花嫁修業も怠らずします故に試衛館に通わせて下さいませ!」



御簾中「何故じゃ?何故試衛館にこだわるのだ?」



「剣術が好きだからにございます。」



御簾中「そなた、その試衛館という所に好きな殿方でもおるのか?そうであろう?」



「それは、、、」



御簾中「おるのじゃな。」



「、、、、」

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椿(プロフ) - 有難うございます。更新はかなり遅いペースだと思いますがどうぞ宜しくお願いします! (2019年4月7日 0時) (レス) id: edb7f51625 (このIDを非表示/違反報告)
菫!щ(゜▽゜щ)(プロフ) - 面白いです!更新応援してます! (2018年11月30日 19時) (レス) id: 5ee93ef12b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年7月5日 19時

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