お悩み相談には__ ページ34
双子は見るからにやべぇ奴がフロイド、丁寧な口調の方がジェイドと自己紹介した後、悩みの種がイソギンチャクなら直接アズールに相談してみれば？と言った
「アズールはグレート・セブンの海の魔女のようにとても慈悲深いお方。きっと貴方の悩みを聞いてくれるでしょう」
「そうそう。アズールはどんな悩みも解決してくれるよ。例えば...そこにいるイソギンチャクたちを自由にしたい、なんて悩みでも」
その言葉に馬鹿三人が反応する
随分と嬉しそうな表情だが、ジェイド先輩がその後にタダではないって言ってるぞ。また何かしら取られるんじゃねぇの？
ジャックも契約させる気かと歯をむきだして唸る
それを楽しそうに笑った後、この話に興味があるなら、夜九時過ぎにモストロ・ラウンジへと告げ、双子はどこかへ行ってしまった
立ち去る後ろ姿を眺めていると、馬鹿三人がアズール先輩と勝負して、それに勝って俺らを自由にしてくれと頭を下げていた
「調子のいい奴らだな」
ジャックの言葉に頷くとグリムにお前らにはこの苦しみは分からねぇ的な事を言われたがテストで楽しようとしたお前らが悪いというジャックの言葉に三人は充分反省したって、と随分としょぼくれた顔をしながらいった
...デュースは赤点を取っても結果を受け入れるって言ってたが、どうも反省の方向性が違う気がする
「で、どうするんだユウ。あいつらの口車に乗るのか？」
『俺はやめといた方がいいと思うけどね』
そう言うと、馬鹿三人からお前何言ってんだ！？みたいな顔をされた
『だってお前らは魔法が使えるからそれを担保にできるけどユウくんにはそれがない。でも担保なしで契約は出来ないだろうし、代わりの、それなりに価値のあるものを差し出さなければいけないんだよ？』
俺が言うと、確かに...と唇を噛んで下を向いた
「でも...勝負に勝つことが出来れば_」
『勝てればいいけど、勝てなかった場合どうすんの。あの先輩の事だから実現可能なラインギリギリの条件を出てきそうじゃん？』
「俺達も協力出来れば_」
『もし個人でしか行動出来ない条件だとどうすんのさ』
「でも...ユウならなんとか出来るんだゾ！」
『それは根拠の無い自信だから信用ならん』
完膚なきまでに言葉で倒すと、馬鹿三人は机にうつ伏せて泣いていた
その様子に可哀想と思ったのか話を聞くだけならとユウくんが言うと、三人はパァっと笑顔になった
俺、ユウくんがいつか悪い奴らに騙されそうで心配です
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
