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光弥の発言にその場にいる全員が言葉を失う。
彼の発言で全員が言葉を失うのはこれで何回目だろうか。
そして最初に口を開いたのはサー・ナイトアイだった。
「…それは本当か？爆豪」
「ええ、本当ですよ」
「いつ？どうやって？」
「実は治崎と会ったあの時、壊理の服に発信機を付けたんです。あ、ここ数日ずっと発信機の反応見てたんで、外れたり壊されたりしてませんよ」
そう言ってニッコリと笑みを浮かべる光弥に、プロヒーロー達は圧倒される。
一緒にいた緑谷と通形は、いつの間に、と光弥の行動に舌を巻く。
今すぐ作戦を練ろうというヒーローもいれば、光弥の発言が本当か？と疑う者もいた。
「信じるか信じないかは貴方達次第ですが、信じると言うならば居場所を教えますよ。信じないのであれば、俺は何も情報提供しません。せいぜい地道に調べて下さい。まぁ、その間に誰かが死んでも知りませんけどね」
そう言った光弥に、もう誰も意見を言うことは出来なくなった。
そしてサー・ナイトアイが言った。
「君の言うことは信じるよ。だから、娘の居場所を教えてくれ」
「ええ、いいですよ。でも条件があります」
「条件…？」
「居場所を教える人、そこに向かう人は俺に決めさせて下さい」
「何…？」
光弥のその条件を呑む事はサー・ナイトアイには出来なかった。
それは他のヒーローも同じだ。
居場所が分かっているのなら、大人数で乗り込む事が最も最適だからである。
しかし光弥の考えは変わらない。
「八斎會のアジトは各地にあります。それを潰すのも重要です。てか、そもそもこの事は本当は言うつもりなかったんですよね。じゃあ何故言ったのか？その答えは簡単です。俺の目的は治崎です。だからその周りにいる部下達が邪魔なんです。それを貴方達に対処して欲しいから教えるんですよ」
「…君の考えは分かった。しかし、何故居場所を教える人まで決めるのか。それに目的が治崎とは、一体どういうことだ？」
「居場所を教える人を決めるのは、もし、そこに行けないと分かった人が、乱入して邪魔するのを防ぐ為です。目的が治崎っていうのは、個人的なことなので秘密でお願いします」
光弥は人差し指を立て、口元に当てた。
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ARy - 好き (5月3日 15時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page38 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
あーりん - 私もこの作品にはまって一気読みしちゃいました！文を書くのがとても上手で読んでいてわくわくします！！更新頑張ってくださいd=(^o^)=b (2021年12月23日 18時) (レス) @page37 id: 86690bee99 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年12月14日 20時) (レス) @page31 id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
紫霊 - 一気に読みました!!!とても素敵なお話ですね。これからも頑張ってください(*^^*)光弥くんがヴィラン側に堕ちるのかヒーロー側に留まる(?)のかこれからの展開が楽しみです！！！ (2021年12月11日 18時) (レス) @page30 id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年9月9日 18時
