◆ side雅紀 ページ40
店番してた奴に聞いても「人足りてるから平気だよー」って呑気に言う。
ん？どーゆーこと？
とりあえず廊下を歩いて梨花を探していたら、翔ちゃんと愛ちゃんが仲良く歩いてるのを見つけた
雅紀「…翔ちゃん！」
翔「あ、相葉くん」
愛「相葉先輩だ」
2人で口を揃えてにっこり笑顔で俺を見る
うん、幸せそうで何より。
翔「どした？」
雅紀「どしたじゃないよ…、翔ちゃん俺のこと呼んでたでしょ？」
翔「へ？」
雅紀「もーAちゃんといい雰囲気だったのに」
翔「は？いやいや……は？！」
愛ちゃんと顔を見合わせて二人ともはてなマーク。
雅紀「え？
だって、梨花が……」
…梨花の、嘘ってこと？
でもなんで。
翔「…梨花が？」
雅紀「…」
翔「それ…って、」
頭に浮かぶ、Aちゃんの「行かないで」って顔。
もしかして…。
翔「…相葉くん」
翔ちゃんが心配そうに俺を見た。
雅紀「…ごめんね二人とも」
バカだ、俺。
あんな嘘、Aちゃんも見抜けてたのに。
必死で走ってAちゃんを探す。
どうしよう。俺、またAちゃんを傷つけた。
雅紀「はぁ…、どこだよ」
ねえ、どこにいるの
…Aちゃん。
雅紀「…体育館裏……」
あそこなら、梨花が連れ出しそうな場所かもしれない。
これでもかってくらい廊下を走ったら色んな人に見られるのも当然だ。
Aちゃん…居て、お願い。
ひんやりした倉庫を開ければ、Aちゃんらしき人はいなかった。
…ただ。
梨花「雅紀…」
1人、肩を震わせて倉庫の角に小さく座っている梨花だけが。
雅紀「梨花…」
梨花「…」
雅紀「何で嘘ついたの？」
「ごめん」って小さくか細い声。
雅紀「Aちゃんは」
梨花「…カズが…」
雅紀「え？」
ニノ…が？
いきなりぶあっと梨花の目から涙が出てきた。
梨花「雅紀は、もうあの頃とは違うの？」
雅紀「え？」
梨花「カズが言ってたの…、雅紀はもうお前のとこには戻ってこないって…あの頃とは違うって……」
雅紀「…」
梨花「ねえ、雅紀…」
雅紀「…うん、ニノの言う通りだよ」
もう小さい頃の俺じゃない。
梨花を好きなだけな俺じゃない。
雅紀「梨花」
梨花「…」
雅紀「人の気持ちは変わるものだよ」
梨花「…っ…」
小さく座った梨花の前にしゃがみこむ。
雅紀「だからさ、」
ーーーー………もう人を傷つけるのはやめよう？
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
