◆ ページ36
二宮先輩の顔がすぐ目の前にある。
やっぱり人との距離感ってものを知らないの？
二宮先輩は。
髪を撫でる手に、その柔らかい表情。
相手が二宮先輩だって分かっていても、胸がドキドキして仕方ない。
和也「でもさ、」
『…』
和也「ちゃんと分かっときなさいよ？」
『何をですか？』
和也「…相葉くんじゃなくたって男は沢山いる」
『…』
和也「くっそイケメンで、くっそ紳士で、くっっっそほどお前のこと分かってるヤツが」
『……』
和也「…」
『………誰ですか？』
シーン、と静まる空間に「へ？」と二宮先輩を見たら、
二宮先輩は「お前…」って呆れた顔。
さっきまであんなに近かった二宮先輩がソファにため息をつきながら倒れた。
目を白目にして死んだフリをするから「二宮先輩！二宮先輩死なないで！」なんてのっかってみたら「Aがアホすぎて死ぬ……」って。
どうして？私なにかしました？
和也「はぁ……お前ね…」
『何ですかー？』
和也「俺しかいないでしょ、そんなん」
『…え？
もしかして、くっそイケメンでくっそ紳士でくっっっそほど私のこと分かってる人って……』
和也「女の子がクソなんて言わないの」
『先輩の真似しただけです』
和也「はいはい。…で、話戻りなさいよ」
『あ、そうですよ！
くっそイケメンで、くっそ紳士で、くっっっそほど私のこと分かってる人って。…二宮先輩、ってことですか？』
和也「ご名答」
えー？って首を傾げたら「何よ」って口を尖らせてる。
『それって…くっそ毒舌でくっそサディストでくっっっそナルシストの間違いじゃありませんか？』
和也「…」
『…』
和也「…」
『…二宮先輩？』
和也「お前……………コロス。」
ガシッと二宮先輩の両手が私の首を掴んだ。
『ぎゃぁぁあ！二宮先輩にころされる！』
和也「誰が毒舌だ？サディストだ？ナルシストだあ？あぁん？」
二宮先輩の目が！目がイッちゃってるよ！
どーしよう。あの二宮先輩をついに怒らせてしまった。
『に、にのみあせんぱ…』
和也「あれれAちゃん？さっき助けてあげたのは誰だっけ？」
『…イケメンで紳士でスーパーヒーローなニノミヤカズナリサマデス。』
和也「ん。よろしい。」
そう言いながら片方の口角を上げて悪い顔をしてる。
この人……やっぱり悪魔。
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
