◆ side和也 ページ32
教室を見渡してもAの姿はない。
智「あ、やまだたろうくん」
大野さんが指さす方向にはこっちを見てげっ。とした男が。
和也「よぅ、山田太郎」
山田「はぁ、やっぱり…。そう呼んでるの先輩達だったんですね」
和也「ん？」
山田「さっき相葉先輩にも山田太郎くんだ、って言われました」
それ聞いて思わず吹き出してしまう俺と大野さん。
あの人ほんとに山田太郎だと思ってんの？
潤「違うよ、その子は山田涼介くん」
そういう潤くんに目をキラキラさせた山田太郎。
山田「お兄さん…！
名前覚えてもらえて光栄っす！」
潤「誰がお兄さんだコノヤロウ」
山田「え」
潤「いいか山田涼介くん。
Aには手出すんじゃないよ？
俺の妹なんだから」
山田「は……はい…。」
いやっ、潤くん怖すぎだって。
山田太郎くん怯えてっから。
和也「ところで、Aはどこに行ったの？」
山田「あー、相葉先輩と2人でどっか行きましたよ？」
和也「相葉くんと？」
山田「はい。」
和也「そ。サンキュ。」
なーんだ。
2人、結構いい感じなんじゃん？
もしかして、付き合ってたり？
教室を出て屋台がある外に出た。
Aを探す当の本人は、彼女から電話で呼ばれたらしい。
なんだ、やっぱり彼女優先か。
結局大野さんも知らねー女の子と話しててつまんねーし。
退屈な俺はマキちゃんやらに電話を掛ける。
"「女遊びなんてもうやめてください」"
頭をよぎったアイツの泣きそうな顔
和也「はぁ。」
プチッと携帯の電源を切る。
らしくねーな、ってちょっと笑えた。
自販機の前、ブラックコーヒーのボタンを押そうかカフェオレのボタンを押そうか迷っていた時、
ちょうど聞こえた楽しそうな男女の声。
『…先輩と金魚すくい対決したい！』
雅紀「じゃあ後でやっちゃう？
どうせだから何か賭けようよ」
『えー！何ですか？』
雅紀「負けた方が勝った方の言うこと聞くとか！」
『何それー！楽しそう！』
タキシード姿の相葉くんと、あの日着てた黄色い浴衣を纏ったアイツが楽しそうに笑ってる後ろ姿。
和也「はっ、何か幸せそうでムカつく」
誰にイライラしてんのか、何に腹を立ててんのか、
自分でもわかんねえよ。
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
