◇ ページ29
『雅紀先輩…なんで！』
雅紀「金魚すくい、久々にやったな〜！」
んふふ、楽しかった、ってくしゃっと笑う。
きっとみんな目がハートになってる。
だって今の先輩、イケめすぎなんだもん。
雅紀「Aちゃん迎えに来たの」
『……え？』
雅紀「俺と一緒にまわらない？」
『……え？』
雅紀「ふふ、何回言い直せばいいの！笑」
『だ、だって』
ダメ？と顔を覗き込むの、それ反則ですよ？
どーやったら堕ちるのか知っててやってるんでしょお！
なんてよく分からないことを考えてしまうのは仕方ない。
…だって。先輩から誘ってくれた。
迎えに来たって……。
嬉しくて嬉しくて。
私、どうにかなっちゃいそう。
雅紀「君、やまだたろうくん、だっけ……？」
山田くんが「へ？」とポカーンってしてる
…ん？ヤマダタロウ？
だれ？
山田「ぼく山田涼介ですけど…」
雅紀先輩があれ？って顔をした。
『やまだたろうて…
誰ですか先輩。笑』
雅紀「あれー？山田太郎くんって聞いたんだけどなー！ま、いっか！」
アハ！！って豪快に笑う先輩に「いや良くないです！」って困った顔をした山田くん
雅紀「山田太郎くん！」
山田「はい！…じゃなくて、山田涼介ですってば！」
雅紀「んふ、ちょいとAちゃん借りるね。」
え？って思った頃には先輩に腕を引っ張られていて、山田くんの「ちょっと！」という声がさっきよりも遠くに聞こえた。
先輩に掴まれた腕が熱を持ってる。
胸がドキドキしててうるさい。
はあ、落ち着け、自分。
雅紀「なんか食べる？」
『え？あ、はい！雅紀先輩何か食べるんですか？』
雅紀「んー、たこ焼き食べよっかなぁ」
じゃあ私もそうします、って言ったら雅紀先輩がたこ焼きが売ってる屋台に並び始めた。
その隣に私も並ぶ。
『先輩、さっきはありがとうございました』
ん？と片眉を上げる
『金魚すくい、上手いんですね！
男の子喜んでて私も嬉しかったです』
雅紀「あは、ほんと？
子供の頃お祭り行ったら必ずやってたからね、笑」
だからあんなに上手だったんだ。
きっと子供の雅紀先輩も可愛かったんだろうなぁ
ありがとうございました、と可愛く笑った女の子にニコッと笑いたこ焼きを受け取る先輩。
半分こでいいよねって1個しか買わなかった。
ひとつのたこ焼きを半分こってなんかいいなぁ、って頬が緩みそうになったのをグッと我慢。
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
