◆ (12/29更新) ページ22
雅紀「なんか久々だね、こーやって話すの」
雅紀先輩の掠れた声に「そうですね、」と呟く
とん、とん、とローファーが土を蹴る音
一歩一歩先輩に近づくたび、
何を話そうかなって心臓が爆発しそう。
そんな私をきっと雅紀先輩は知らないんだろうなぁ。
雅紀「あのさ、」
びくっとなる身体に思わず笑ってしまう。
私どんだけ緊張してんだ。
「はい」って返事したらずっと前を歩いてた先輩が突然パッと振り返った。
雅紀「Aちゃん」
『はい』
雅紀「…あのさ、」
『…』
雅紀「…」
先輩が困ってる表情してる。
先輩は何を言おうとしてるの？
『先輩』
雅紀「ん？」
『……ごめんなさい！』
へ？と間抜けな声で私を見た
『突然あんな態度取ったりして…』
雅紀「…」
『先輩のこと困らせちゃってごめんなさい。』
雅紀「ううん、俺こそごめん。
俺Aちゃんにずっと聞きたかったの。
ずっと前から避けられてるなぁ、って思ってた
その理由は何だろう、って。ずっと考えてた。
…教えてくれる？」
じ、と見る綺麗な目
先輩はいつだってそうだ。
真っ直ぐな瞳で私の心を掴んで離さない。
『せんぱい、私の気持ち聞いてくれますか？』
優しく「うん」って頷く
『ずっと好きだった人に最近彼女ができたんです。
それまで何があってもその人のこと好きでい続けたのに、今になって自分の気持ちがその人にもその人の彼女にも迷惑だって気づいて、』
雅紀「…」
『……もう好きになるのやめようって諦めようとしたんです』
雅紀「…うん」
『でも、その人のこと見つけるたびどんどん想いが大きくなって。
泣きそうになって。』
雅紀「…」
『だから、もう自分に嘘をつくのは辞めることにしたんです。
気持ち隠すのはやめようって』
先輩が「それって…」って呟く。
『せんぱ、』
雅紀「もしかしてニノのこと？」
『……………………へ？』
に、ニノ？
二宮先輩？
なぜ？
雅紀「Aちゃんの好きな人ってニノ？」
『へ？』
それは、どこ情報でしょうか。
雅紀「え、違う？違うの？」
『あ、はは…』
雅紀先輩、アナタはどこまで鈍感なの。
ここまできたらそんな所まで愛しくなっちゃう、
私っておかしいね。
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
