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≪本編二≫ カナと妖怪・雲外鏡 ページ15

「ひ……」





「ガナちゃああ〜〜〜〜〜…ん

来た…よぉーー…」






「…(に…逃げ…逃げなきゃ…

アシを…足を…出せ…)」






シャコ シャコ シャコ


「ううううわああああああああ!!」






ガシャアァァァン



「ハァー、ハァー…ハァー。

(なに こいつ…怖いよぉ…
夢に出てた妖怪…どうして…?何が……?)」




「にげ…られないよ…」



ガアアァアアンンッ





「え…」

…?

!?


え…

何… これ……


なんで……!?



ここは………



グギィィィ



「アァ!!いたっ……」





いきなり現れた鏡の妖怪に驚いて逃げていたカナ。だが、気付けば何故か学校の階段にいて、足を捻ってしまった。





「うぅ…カナちゃん…」




「わあぁあ…ああぁあ!!」


「鏡の中…鬼ゴッコォ…」









「ハァ〜…ハァ〜。」


鏡の中から出てきた妖怪から逃げるべく、咄嗟に逃げ出したのは理科室だった。


どうして…?私学校から帰ったはずよ…

それなのになぜ“いる”の……?


教室で“うたたね”して…でもすぐ起きて校門くぐったわ!


駅に向かった…………はずなのに…






カタ カタ


「ひぃ…」



「カナちゃん…この部屋…鏡…ないよ。

せまい…」



ドオォンンンッ



「………………

………………」



か…鏡…

鏡から…


出てくる………………

早く……ここから逃げなきゃ……




「ヴゥヴ……」


「ひいいぃっ!?」





鏡の妖怪に追われ、またもや場所が変わったと思えば何処かの階の男子トイレ。

カナは一刻も早く逃げようとすべく男子トイレを出ようとする。


__その瞬間、



カナが誕生日プレゼントにと清継から貰ったブランド品の呪いの人形がうなり始めた。




「なんで…

ど…どーなってんのよーーーー。」









『そーいけば…“あのガキ”。元気にしてるかなぁ…』


あんときは、小学生で三年生ぐらいだったか??


なら、今年でもう“13の歳”か…





『もしかしたら…とは思うが、一度行ってみるか。』









「どこの男子トイレだ!?お〜〜い。」


「カナちゃ〜ん。」




後から、呪いの人形が清十字団の通信機だと気付いたカナはすぐに人形を手に取り、清継たちに助けを求め、その清継たちは今カナを探している。




「カナちゃん…いたぁ…

遊ぼ…7年前の…続き…」






「いや…そんなの…知らない…

あっ!!」

一話→←≪本編一≫ 「カナ、13歳――」



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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2019年7月11日 14時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
Guren(プロフ) - それもありですよねぇ〜リクオが小さい頃編もありますし… (2018年6月3日 15時) (レス) id: 35b0ac4495 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん(プロフ) - 四国編から羽衣狐じゃだめですか? (2018年6月3日 15時) (レス) id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
Guren(プロフ) - 意見を送ってほしいです!!よろしくお願いいたします!! (2018年6月3日 13時) (レス) id: 35b0ac4495 (このIDを非表示/違反報告)
極月 - なるほど! ! ! 確かにそうなりますね、、、えっとつまり夢主の畏は相手を魅了する。ですかね? あと教えてくれてありがとうございました! ! ! (2018年5月10日 14時) (レス) id: 43b0ecb60a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:世羅 | 作成日時:2018年4月11日 20時

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