真っ赤っか ページ21
鬼灯side
「好きです！」
私は今
「付き合ってください！」
女子に“告白”というものをされている。
鬼灯「…お気持ちは嬉しいのですが、私は」
大好きな人がいるのです。
女子「返事は今しないで！！明日聞かせて！！じゃあね！！」
そう言い残して、その子は走ってここを去った。
…言っちゃあ悪いのですが
今の方が何処のどなたなのか、存じておりません。
少なくとも同じ教え処ではないです。
だとしたら、何処で私を知ったのでしょう。
？「おうおう聞いたぞ鬼灯〜！告られてやんの〜！」
端っこから烏頭さんがひょこっと顔を出した。
続けて蓬さんとフウガさんも顔を覗かせる。
鬼灯「盗み聞きですか。良くないことですね。」
フウガ「ごめん、たまたま聞いちゃって…あはは…」
蓬「悪い悪い…はは…」
二人の目が相当泳いでますね…
まあこの三人なら変な噂を立てたりしないでしょうから大丈夫ですよね。
鬼灯「ほら、荷物持ってとっとと帰りますよ。」
私が歩き始めると、烏頭さんがチェッーと言って三人が付いてくる。
烏頭「お前さー、返事どうすんの？」
後ろから烏頭さんが聞いてくる。
鬼灯「気持ちは嬉しかったですけど、私はあの方の事を何も知りませんし…」
蓬「確か鬼灯、好きな子いるんだよね？」
蓬さんの発言に一瞬ピタッと足を止める。
そして何もなかったように再び足を進める。
烏頭「お？黙ったぞ。これは癪に触ったパターンか？」
鬼灯「いえ、別にそういうわけでは」
烏頭「じゃああれか、照れてんのか！」
烏頭さんは後ろから私を追い越して私の顔を覗こうとする。
私はくるっと半回転して後ろを向く。
そうすると後ろにいた蓬さんとフウガさんと目があった。
蓬「鬼灯…」
フウガ「か、顔が…真っ赤っか…笑」
どうやら私の顔は赤いらしい。
烏頭「おっ！好きな子のこと思い出して照れてんだな！！前、鬼灯が寝言で言ってた子だよな！確か名前は…
なんだっけ？」
記憶薄っ
ガンッ(金棒で烏頭を殴る音)
烏頭「…いってぇ！なにすんだよ！」
鬼灯「人をからかうのも程々にしなさい。さて、帰りますよ。」
私はこの間手に入れたばかりの金棒を片手で掴み、肩に乗せて歩き出す。
フウガ「今、どこから金棒出した？さっきまでは持ってなかったよね？」
蓬「知らん。てか後ろから見る鬼灯の耳赤くね？」
フウガ「それな。きっと色々思い出してるんだよ。色々ね。」
ーー
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茅 - 絵上手いですね！ 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか？ (2020年10月20日 11時) (
レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
茅 - 謎の沈黙ターイム（バリトン）ｗｗこれ、気に入りましたｗｗ (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます！え！本当ですか！？嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛紗 | 作成日時：2018年4月9日 17時
