琥珀色の恋 ページ18
これからはAの母side、ではなく、カヨside、と表記します。作者
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カヨside
透き通った琥珀色の瞳に吸い込まれそうになるのをこらえながら、私は聞いた。
カヨ「あの、そこ…濡れてますけど」
？「君の方がびしょびしょじゃないか、風邪ひかない？大丈夫？」
カヨ「あ、はい！大丈夫です…。あの、なんで枯れた花を見つめてるんですか？…あ！！その前にお名前は！？私はカヨ！！！年齢は15くらい！！！…です！！！」
？「あはは！君は忙しい子だなあー！」
その人はお腹を抱えて笑う。
？「僕も15歳くらい。名前は…ない。」
カヨ「…え？ないって…」
？「…ごめんね、君には関係ないことだね。僕はもう行くよ。」
雨でびしょ濡れのその人はすくっと立ち上がり、ここを去ろうとする。
カヨ「……っじゃあさっ！」
雨音しかない森の中に、私の声が響いた。
？「？」
振り向きざま目があった。
また透き通った琥珀色の瞳に吸い込まれそうになる。
またそれをこらえる。
カヨ「私がっ名前つけてあげるよ！」
？「…えっ？」
カヨ「君は綺麗な琥珀色の目を持っているから、“コハク”とかどうかな？」
？「コハク…？」
目を見開いて、私を見つめる。
本当に吸い込まれそうになるからそんなに見つめないでよ…
ただ見つめられているだけなのに胸がトクトク鳴るのは気のせいかな。
…恋…かな？
いやいやいや、こんな簡単に落ちるものじゃないよね。
私、ちゃっかりしすぎ。
今はこの人の名前の事を考えなきゃ。
カヨ「どう…かな？えへへ…」
？「…うん！すっごく気に入ったよ！…名前があるってこんなに嬉しい気持ちなんだね！！ありがとう、カヨちゃん。今日から僕はコハクだ。」
子供のように純粋に心から喜ぶ笑顔。
…本当に嬉しいんだろうな。
コハクくんの頬を伝う雨と涙が混ざって地面に落ちる。
コハク「何かお礼をしないと…！！」
カヨ「そんな滅相も無い！！私が勝手にした事だから！…あ、そうだ！友達になろう？」
私が握手をするために手を差し出すと、コハクくんは苦笑いを浮かべた。
コハク「…君は僕を怖がらないでくれるかな。」
すると、先程見つめていた枯れた花を摘んで手に取った。
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茅 - 絵上手いですね！ 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか？ (2020年10月20日 11時) (
レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
茅 - 謎の沈黙ターイム（バリトン）ｗｗこれ、気に入りましたｗｗ (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます！え！本当ですか！？嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛紗 | 作成日時：2018年4月9日 17時
