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大雨の日に ページ17

Aの母side

私は地面に力強く降り注ぐ雨を見て、忘れかけていた記憶が走馬灯の如く私の頭を駆け巡った。


_____


私の年が15くらいの頃。私はとてもやんちゃな性格で、恋愛なんてものはしたことがなかった。

私は背中くらいまである長い髪を縛り上げ、長い前髪をサイドにかき分けていた。

私は親友である女の子・ミカといつも一緒に遊んでいた。

ミカは私と違って冷静な判断が出来る子で、あまり笑ったりせず、丁寧な口調だった。人には常にさん付け。

私も“カヨさん”と呼ばれていた。

彼女は少々人とずれた可笑しな思考の持ち主だった。

それはその子の素質だけどね。

綺麗な黒髪とつり目を持った凛とした表情がチャームポイントだった。

ある日、いつもの様に私とミカは遊ぶために森の奥へと向かって走っていた。

その日が私が彼に出逢い恋に落ちた日。

その日は今日みたいな大雨だった…。



ミカ「あ、カヨさん、私ちょっと忘れ物したので取りに行って来ます。」

森の奥へ向かっている途中、ミカが私に話しかけて来た。

カヨ「いいよ、行ってらっしゃい!私このままいつものところまで先に行ってるから、遅くならないようにねー!雨、すごいから」

ミカ「はい、行ってきます。」

そう言ってミカは一旦森の外へ駆け出した。

私はそのまま森の奥へかける。

体は土砂降りの雨のせいでびしょ濡れ。

雨、早く止んで…!

私の願いに反対するように、雨はより一層強くなっていく。

カヨ「…早く、いつものところで雨宿りしなくちゃ…!風邪ひいちゃう!」

私は走るペースを上げる。

地面を蹴る度にぴちゃっぴちゃっと音がする。

泥が脚に飛ぶけど気にしない気にしない。

…女として終わった考えかもしれないけどさ!

洗えばいいじゃん!うん!雨で脚の汚れくらい落ちるよね!!うんうん!!

どんどん加速して、私はいつもミカと遊ぶ場所に到着した。

カヨ「ミカ…まだかな。」

雨は止みそうにない。

空は真っ暗。

うぅ…寒気がする、本当に風邪ひいちゃうかも…

雨の中、そんなことを考えていたら一人の少年が目に入った。

…いや、青年かな?

少し先に居て、じっと枯れた花を見つめて居る。


カヨ「…あの…」

少し気になったので声をかけてみた。

?「?、なに?」

綺麗な琥珀色の目で見つめられた。


…これが、私と旦那との出会い。

大雨だった。

琥珀色の恋→←雨の声



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- 絵上手いですね! 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか? (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
- 謎の沈黙ターイム(バリトン)wwこれ、気に入りましたww (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます!え!本当ですか!?嬉しいです^^ありがとうございます! (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛紗 | 作成日時:2018年4月9日 17時

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