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『『『かんぱーい!!!!』』』
カランカランとガラス同士が当たる音に
無駄に明るい照明
来てしまった。
結局いやいや思いながらきてしまった。
こういう時だけ定時にしっかり終わって
どうにも帰れないようにされる
ほんとクソ。
主役とされている歓迎される側の
桃寧ちゃんと他の子といえば
それぞれ今後お世話になるであろう人に挨拶をしに回ってる
大変そうだなぁ、
そういや、私も入社したてはやってたな
初めのうちは桃寧ちゃんみたいに
ニコニコ愛想よく元気にしてたけど
3ヶ月後には
上司にイライラ
先輩にムカついたり
なんて事になった
デザインの部署なんだもん
そんな簡単なことじゃないと思ってたけど
仕事に対する文句よりも
周りにいる人への文句の方が大きい
それは今も変わらない
桃「Aさ〜ん」
大きなグラス片手に
疲れた様子で駆け寄ってくる
「おつかれ、挨拶回り終わったの?」
桃「終わりました、、」
「主役も大変だね
私の入社したての頃も同じ顔してた」
「うぅ」なんて渋った顔を見ると何だか笑ってしまう
もう1回「おつかれ」と言って
適当に料理を分けてあげる
桃「やっぱ、Aさんが1番ですよ〜
ほかの先輩方なんか怖いんですもん」
「そう?私なんか仕事以外なんも興味無い雑用がかりって思われてるけどね」
桃「どこがですか!A以外の人ってなんか
悪い意味でギラギラしてるんですよ
「喰ってやろう」って感じがして.......」
「恐ろしい.......」と身震いをする
確かに普段桃寧ちゃんと私がいる所の先輩は
嫉妬深くて性格も悪い
可愛らしい桃寧ちゃんに対しては尚更厳しそう
「んー、あんまり関わらないようにするのが一番だけどね、変に言っても後々めんどくさくなるし」
桃「そうですよねー、、なんで女の人ってああも猫被るの上手いんだか、」
そう言って見つめる先には
上司と男性社員に絡みに行く先輩方。
あぁ、見苦しい。
逆にそれにデレデレしてるヤツらも
気持ち悪い
「みんなやっぱ恋人欲しいんだろうなぁ.......」
桃「無理ですよ。素敵な人にしか素敵な恋人は出来ませんから!」
「案外はっきり言うんだね」
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作者名:鮎 | 作成日時:2019年5月25日 18時