Misunderstanding (ページ44)

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重｢ごちそうさまでしたー｣

ガララっと扉を閉めて

スマホを確認する

昼休み終了まであと15分くらい

余裕あるな

重｢営業部さ、今日ノー残業デーやねん｣

｢なにそれ、自慢？｣

重｢おん｣

｢むかつく。｣

うざったい顔でそんなことを言うもんだから

1発殴りたくなる

何がノー残業デーだよ。

デザイン部には関係ねぇよ

重｢デザイン部は相変わらず忙しそうやな｣

｢クソ上司が容量考えずに
仕事貰ってくるからね｣

重｢口悪いなぁ.......あの子は？あの昨日挨拶しに来た子｣

｢桃寧ちゃん？ええ子やで｣

重｢仲良さそうに話しとったもんな｣

｢確か、近いうちに歓迎会みたいなんある気が..............待って。今日まさか木曜？｣

重｢おん、そやで？？｣

｢嘘。今日やん.......。｣

｢最悪｣なんて頭を抱える

別に桃寧ちゃんを歓迎する事が嫌なんじゃない

嫌なのなは
デザイン部の社員全員が集まって
呑むこと。

お酒も入っていつも以上にうざったい絡みをされたり

めんどくさい上司のご機嫌取りをしなきゃ行けなかったり

ほんとに地獄

｢しげ代わりに行ってや｣

重｢俺行っても意味ないやん｣

｢美甘 Aですって突き通して
端の方で呑んでるだけでいいからさ｣

重｢絶対無理やろ。｣

｢仮にも女の子いるし
出会いあるで？？｣

重｢俺の話聞いとった？？
俺お前のこと好き言うとるやん｣

｢ん゛ー.......｣

｢もう堪忍して行きや｣っと他人事みたいに
言われる

出来るもんなら欠席したい

でも欠席しちゃうと悪目立ちする

てかもう、悪目立ちしてる気がするけど