・43 ページ43
重岡大毅 side
わざわざ部署の入口で待っていると
Aが出てくる
すかさず「久しぶりに外で飯食う?」って聴いたら
「ん」と帰ってきた
心はルンルン気分で
店に入ると
A「しげさ、どこがいいわけ?
こんな無愛想で冷たいやつよりもっと明るくていい子見つけなよ」
なんて、少し不機嫌そうに言われた
俺からしてみればそんな「いい子」
なんかより断然Aやし
まだどこか俺の気持ちを本気やと思ってないんかっと思ったら
「.......じゃあ、言うてったろか。」
痺れを切らして言うものの
本人は嫌そうに「いいよ、そんなの」と答える
なんやねんそれ
Aの答えなんて無視して口をひらく
「まず、
どんなにしんどくても残業しても
ちゃんと仕事終わらせるところ
口悪いくせに人が傷つく事を言わへんところ
愛想悪いとか言うてるけど
笑った顔めっちゃかわええし
冷たい言うけど
感謝とか挨拶とか忘れへんところ.......」
1つ、また1つと言い始めると
どんどん顔が赤くなる
「もういいってっ」と顔を隠す
そんな姿がなおさら愛おしい
「あとそうやってストレートに気持ち伝えた時に赤くなるんもかわいくてすき」
なんてイタズラに笑うと
赤い顔がもっと赤くなる
いつもなら適当に返して来るくせに
素直に気持ちが顔に出る
「んふふ、真っ赤やで??」
A「うるっさい」
「かわい」
A「もう!」
赤くて今にも爆発しそうな顔で
「まいった」なんてへにゃっとテーブルに崩れる
「本気って事わかったやろ?」
「ん。」
重「なら良かったわ」
軽く頭を撫でれば
また赤くなった
394人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鮎 | 作成日時:2019年5月25日 18時